表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

迷路

作者: ひょっとこ

君の眼差しと指先が

ネットように伸びた体液に絡み

高まる鼓動より

速度をあげて

迷路に迷い込む



闇を否定するような蛍光灯が照らし

画一化の象徴となった道を歩き

上位にあがる検索結果に案内されて

代り映えのしない動画で時間を潰し

思考停止を促す過剰なサービスで

終日 イキ果てる。



入り口を忘れている君は

此処のだれが何処なのか

わからなくて 

気づいたら



見下ろした大地は見上げた空に変わり

空の中の太陽は氷河で覆われ

波打つ海は八千度まで上昇して

人は曖昧な思考を曖昧な脳から離し

部屋の中は膨らんだ手のひらで

いっぱいになってた。



そして



君の瞳に映る君の鼻先と

その先にある液晶画面と

地球つち臭い空間が

出口となって いま

君はここにいる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ