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五十二・五十三、謙る司馬懿、驕る曹爽
52.
六年秋八月,曹爽毀中壘中堅營,以兵屬其弟中領軍羲。帝以先帝舊制禁之,不可。
(訳)
六年(245)秋八月、
曹爽は中塁、中堅の陣営を取り毀し
兵を彼の弟で中領軍の
曹羲に統属させた。
宣帝は先帝の旧制から
これを禁じたが、止められなかった。
(註釈)
成功を重ねた司馬懿が
ますます謙虚になっていくのに対し
失敗を重ねた曹爽は
ますます傲慢になっていく。
まるであべこべだ。
当然、その命運は長くありません。
53.
冬十二月,天子詔帝朝會乘輿升殿。
(訳)
冬十二月、
天子は宣帝に詔勅して
朝会の際には輿に乗ったまま昇殿させた。
(註釈)
司馬懿を特別待遇。
もう70歳近いので
足腰が弱っていることを
労わる意味もあったでしょう。




