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淡々晋書  作者: ンバ
第一、宣帝紀
43/313

四十二、芍陂・樊城の役

42.

二年夏五月,吳將全琮寇芍陂,朱然、孫倫圍樊城,諸葛瑾、步騭掠柤中,帝請自討之。議者咸言,賊遠來圍樊,不可卒拔。挫於堅城之下,有自破之勢,宜長策以御之。帝曰:「邊城受敵而安坐廟堂,疆埸騷動,眾心疑惑,是社稷之大憂也。」


(訳)

二年(241)夏五月、

呉の将軍の全琮ぜんそう芍陂しゃくはに侵入し

朱然しゅぜん孫倫そんりん樊城はんじょうを囲み

諸葛瑾しょかつきん歩隲ほしつ柤中そちゅうを奪ったため

宣帝は自ら呉軍の討伐を要請した。


論者はみな、賊が遠征して

樊城を囲んでいることから

俄かには抜く事ができず、

堅城の下で意気を挫かれて

自ずからその勢いは破られるであろうから

長策を以って呉軍を御するべきだと述べた。


宣帝は言った。


「辺城が敵の侵攻を受けているのに

安穏と廟堂に座っていては、

境域の場に騒ぎが起こり

民衆は心に不安を抱く。

これは社稷しゃしょくの大いなる憂いなのだ」


(註釈)

曹叡が亡くなってから2年、

孫権は魏を脅かすチャンスと見て

軍を動かしてきます。


朝議の場では、呉の遠征軍に

即座に樊城が抜けるわけがないので

じっくり策を考えましょう、との

意見が出されますが、


国境が脅かされて

民が不安に思ってるのに

安穏と構えてられるか!行くぞ!!!!と

我らが司馬懿は立ち上がります。

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