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淡々晋書  作者: ンバ
第一、宣帝紀
38/313

三十七、人臣公私を混同せず

37.

時有兵士寒凍,乞襦,帝弗之與。或曰:「幸多故襦,可以賜之。」帝曰:「襦者官物,人臣無私施也。」乃奏軍人年六十已上者罷遣千餘人,將吏從軍死亡者致喪還家。遂班師。天子遣使者勞軍于薊,增封食昆陽,并前二縣。


(訳)

この時、寒さに凍える兵士がおり、

はだぎを乞うたが、宣帝は与えなかった。


或る者が言った。


「幸い、古いはだぎが多くありますから

これを賜るべきかと」


宣帝は言った。


はだぎとは官の物であって

人臣(たる私)が

私的に施してはならぬものなのだ」


かくて上奏し、

軍人で六十歳以上の者

千人余りを罷免(退役)させ

従軍した将兵・吏人のうちで

死亡した者を弔い、家に還した。


かくて師団は凱旋した。


天子は使者を遣わして薊で軍を労い、

食邑として昆陽こんようを加増し

以前の二県と併せた。



(註釈)

空気も司馬懿も冷たいように感じますが

公私のけじめをきっちりつけてるって事かな。



昆陽こんようの戦いの話をしてたら

本当に昆陽が司馬懿の領地に!


この事実から遡って

言わせたセリフのように

感じられてきました。

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