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淡々晋書  作者: ンバ
第一、宣帝紀
28/313

二十七、司馬懿、諸葛亮の余命を量る

27.

先是,亮使至,帝問曰:「諸葛公起居何如,食可幾米?」對曰:「三四升。」次問政事,曰:「二十罰已上皆自省覽。」帝既而告人曰:「諸葛孔明其能久乎!」竟如其言。亮部將楊儀、魏延爭權,儀斬延,并其眾。帝欲乘隙而進,有詔不許。


(訳)

これより以前、

諸葛亮の使者が至った際に

宣帝は質問してこう言っていた。


「諸葛公の起居はいかがか、

いかほど米飯を召し上がっておいでかな?」


対して使者は言った。


「三〜四升です」


続いて宣帝は、政事について質問し

使者は述べた。


「棒刑二十以上の処罰は

すべてご自身でご覧になられます」


宣帝は質問を終えると

人に告げて言った。


「諸葛孔明ももう長くはないな」


結局、その言葉の通りとなった。


諸葛亮の部将である

楊儀ようぎ魏延ぎえんが権力を争い

楊儀は魏延を斬り、その衆を併合した。


宣帝はその隙に乗じて

進撃しようとしたが

詔書によって許可されなかった。



(註釈)

司馬懿の予想当たりすぎ。

諸葛亮働きすぎ。粗食すぎ。

あと何でもかんでも

自分でやろうとしすぎ。


絵に描いたような率先垂範型の指導者ですが

これじゃ休まる暇なんて殆どないでしょう。


演義だとさらに

「夜は遅くに寝て、朝は早く起きます」

と、睡眠不足まで追加されてます。


これたぶん、北伐が始まってから

ずっと続けたんでしょう。

これじゃさすがに過労死するよ。


楊儀と魏延が諸葛亮の

後継者争いをしてるときに

司馬懿が攻めてきてたら

かなりヤバかったんじゃ……



余談ですが、死後の諸葛亮が

現代に転生する「パリピ孔明」が

意外と面白かったです。

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