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淡々晋書  作者: ンバ
第三十四、羊祜伝
195/313

十、二王との対立

10.

祜貞愨無私,疾惡邪佞,旬勖、馮紞之徒甚忌之。從甥王衍嘗詣祜陳事,辭甚俊辨,祜不然之,衍拂衣而起。祜顧謂賓客曰:「王夷甫方以盛名處大位,然敗俗傷化,必此人也。」步闡之役,祜以軍法將斬王戎,故戎、衍並憾之,每言論多毀祜。時人為之語曰:「二王當國,羊公無德。」


(訳)

羊祜は貞固にして慎み深く

公正無私にして奸邪を嫉悪しており

荀勖じゅんきょく馮紞ふうたんといった輩は

甚だこれを猜忌していた。


従甥の王衍おうえんが、嘗て

羊祜のもとを訪って

意見を陳べた事があり、

その言辞は甚だ雄弁であったが

羊祜はこれを是とせず、

王衍は衣服を払って

そのまま起ち上がっ

(て出て行ってしまっ)た。


羊祜は賓客の方を顧みて

このように述べた。


「王夷甫(いほ)(王衍)は

今まさに盛んな名望を以って

顕位に就いてはいるが、

風俗を退廃させ

教化を傷なうのは

間違いなくあの男であろうよ」


步闡ほがいの戦役の際、

羊祜は軍法を行使して

王戎おうじゅうを斬ろうとした事があった。

(王戎は王衍の身内)


そのため、王戎と王衍は

揃ってこれを遺憾に思い、

言論するたび幾度も羊祜を毀謗きぼうした。


当時の人々はこの事について


「二王(王戎・王衍)は

国政に当たっているが、

羊公には徳が無い」


と語ったという。


(註釈)

王衍は石勒に殺されたあの人ですね。


石勒

「天下が乱れたのが

貴様のせいでないならば

一体誰のせいだというのだ!」


羊祜

「今は名声があって

高位に就いてはいるが、

世を乱すのは間違いなく

王衍であろうよ」


王戎おうじゅうの方は、呉討伐で

大功を立てた王渾おうこんの息子で

竹林の七賢の一角です。


王濬おうしゅんと王渾の対立は

羊祜との代理戦争の

側面もあったのかな。

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