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淡々晋書  作者: ンバ
第一、宣帝紀
15/313

十四、孫権の江夏攻め

曹丕が死んだと見るや

早速攻めてくる孫権。


しかし、司馬懿に退けられます。


14.

及孫權圍江夏,遣其將諸葛瑾、張霸并攻襄陽,帝督諸軍討權,走之。進擊,敗瑾,斬霸,并首級千餘。遷驃騎將軍。


(訳)

孫権が江夏こうかを囲むに及び

武将の諸葛瑾しょかつきん張霸ちょうはを派遣して

併せて襄陽じょうようを攻撃させると、

宣帝は諸軍を督戦して

孫権を討ち、敗走させた。


進撃し、諸葛瑾は敗れ、

張霸は斬られて、併せて

千余の首級を挙げた。


宣帝は驃騎ひょうき将軍に遷った。


(註釈)

曹丕亡き後は

対呉戦線で活躍する司馬懿です。


曹丕が死んだ際にも

曹叡が死んだ際にも

孫権は軍を動かしていますが

いずれも司馬懿によって阻まれました。


孫権って守備側だと

たぶん勝率100%ですが、

攻撃側に回るとほぼ負けです。

黄祖こうそと関羽降してるだけでも

凄いけど。


魏書明帝紀によれば、

孫権は226年8月に江夏を攻めるも

太守の文聘ぶんぺいを抜くことが出来ず、

司馬懿が諸葛瑾と張霸を

破ったことも綴られています。


文聘地味だけどむちゃくちゃ強いんぢゃ。


諸葛瑾も文官のイメージ

強いですけど、一応最終的には

大将軍の位までのぼっています。



五年も経つと、勢力図が

激変していることもある

のちの五胡十六国時代に比べて、

三国時代の各国の領土は

不気味なほどに変動しません。

十中八九、防衛側が勝つんです。


攻撃側が勝つ時、すなわち

蜀と呉が滅ぶ時です。


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