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淡々晋書  作者: ンバ
第百五、石勒載記下
144/313

六十七・六十八、礼楽整備/懲りない男

67.

勒始制軒懸之樂,八佾之舞,為金根大輅,黃屋左纛,天子車旗,禮樂備矣。


(訳)

石勒は軒懸の楽、

八佾の舞の制度を始め、

金根大輅,黄屋左纛,天子車旗を為し

礼楽を備えた。


(註釈)

石勒は天子の格式にすごくこだわっている。

出自のコンプレックス凄いんだろうな……。


でもそういった反骨精神が

ゾンビなみの生命力と

無尽蔵の覇気に繋がっているんじゃないかな。


68.

使石季龍率步騎四萬討徐龕,龕遣長史劉霄詣勒乞降,送妻子為質,納之。時蔡豹屯於譙城,季龍攻豹,豹夜遁,季龍引軍城封丘而旋。


(訳)

石虎に歩兵騎兵四万を統率させて

徐龕じょがんの討伐に当たらせると、

徐龕は長史の劉霄りゅうしょうを遣わして

石勒に降伏を申し入れ

妻子を人質として送ってきたので

石勒はこれを納れた。


この時、蔡豹が譙城しょうじょうに駐屯しており

そこで石虎が蔡豹を攻めると

夜間に遁走していった。


石虎は城内の軍を引き連れて

封丘ほうきゅうへと凱旋した。


(註釈)


石勒

「徐龕殺してこい」


石虎

「妻子を人質に出してきましたけど」


石勒

「ならもうさすがに寝返らんかな?

わかった、降伏を認めよう」


石虎

「徐龕が寝返りました」


石勒

「やっぱ殺しときゃよかった」


こういうやつです。


段文鴦だっけ段匹磾だっけ、

も、妻子捨てて逃げてたっけな。

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