表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
淡々晋書  作者: ンバ
第百四、石勒載記上
134/313

五十三、青州の風見鶏

53.

初,曹嶷據有青州,旣叛劉聰,南稟王命,以建鄴懸遠,勢援不接,懼勒襲之,故遣通和。勒授嶷東州大將軍、青州牧,封琅邪公。


(訳)

当初、曹嶷そうぎょくは青州に拠りて劉聡に叛き

南から王命を受けていたが(東晋に寝返った)、

建鄴けんぎょうから遠く離れていて援軍を望めず、

石勒に襲撃される事を恐れた故に

使者を遣わして和を通じようとした。


石勒は曹嶷に東州大将軍、青州牧の位を授け

瑯琊ろうや公に封じた。




(註釈)

曹嶷はもともと

王弥の部下だった奴ですが

派遣された青州で、いつのまにやら

かなりの勢力を築いており、

王弥が石勒にやられたあたりで

独立の志を抱き始めたようです。


あの苟晞こうきと青州で互角以上に渡り合い、

この混沌とした時代の中でも

10年ほども勢力を維持できているあたり

ただ者じゃありません。


青州に割拠しながら、

乗っかるべき船を

見定めている感じですが……

やはり最終的に石勒の餌食!



次回、劉聡が死にます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ