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淡々晋書  作者: ンバ
第百四、石勒載記上
103/313

七、張伏利度接収

7.

烏丸張伏利度亦有衆二千,壁于樂平,元海屢招而不能致。勒偽獲罪于元海,因奔伏利度。伏利度大悅,結為兄弟,使勒率諸胡寇掠,所向無前,諸胡畏服。勒知衆心之附己也,乃因會執伏利度,告諸胡曰:「今起大事,我與伏利度孰堪為主?」諸胡咸以推勒。勒於是釋伏利度,率其部衆歸元海。元海加勒督山東征討諸軍事,以伏利度衆配之。


(訳)

烏丸うがん張伏利度ちょうふくりど

また二千の衆を有して

楽平がくへいに砦を築いており、

元海はしばしば彼を招いたのだが

連れて来ることはできなかった。


石勒は「元海から罰された」と偽って

張伏利度のもとへ奔った。


張伏利度は大喜びして

兄弟の契りを結び、石勒に

諸々の胡族を統率させて

侵攻・掠奪を働かせると、

向かう所敵なしであったので

胡族らは石勒に畏服した。


石勒は、人々の心が

自らに向いている事を悟ると、

機会を見計らって張伏利度を捕え、

胡族たちに告げて言った。


「今、大事が起ころうとしているが、

我と張伏利度とでは、どちらが

主と為すに相応しいか?」


諸胡の者は、みな石勒を推した。


石勒はかくて張伏利度を釈放し

その部衆を率いて元海のもとへ帰参した。


元海は石勒に

督山東征討諸軍事を加官し、

張伏利度の手勢を配属させた。


(註釈)

不服住民ならぬ不服軍閥を

見事に接収してみせた石勒。


力というシンプルな規律のもとに

統制されてそうな胡族たちが

強くて頼りになるボスを

祀り上げたいというのは当然。


石勒は分かりやすい形で

「強さ」を見せつけることで

一挙に衆望を味方に付けました。


何度招致しても

首を縦に振らないヤツの軍勢を

そっくり奪って帰ってくる働きには

劉淵も笑いが止まらなかったはず。


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