6対1
キアンの馬鹿さが少し入ってる気がします。
ついでに言いますが、キアンは勉強面では頭良くありません。が、戦闘面では……って感じです。
さて…この状況、あっちの世界でもよくあったなぁ。とにかくこう言った奴等は大体突っかかって来るが、一応聞いてみるか…
「うるせぇな、一緒に休憩すりゃいいだろ」
「テメェいい度胸してんじゃねーか!俺はここの近くの村で1番喧嘩強いんだぞ!!」
「あー、はいはい。そりゃすげぇや」
「舐めた態度とってんじゃねぇ!聞いて驚くな!ワルド君はな、適正属性が3つあるんだ。いわゆる天才ってやつさ!」
「おいおいボンド…そんなこと言ったら、あいつがビビっちまうだろ?」
「ご…ごめんよワルド君。ワルド君が天才なのをあいつにわかってもらいたかったんだ。」
なんだかうるさいが…今、適正属性が3つで天才といったか??じゃあ全属性持ちの俺はどーなるんだ…。まぁいいか、とりあえずうるせぇし…
「喧嘩するならかかってこい。『全員』でな」
「舐めた口ききやがって…」
「行くぞテメェら!あいつを泣かせてやるぞ!」
と、ワルドが叫ぶ。
6人か。じゃあ、ガキ共に少し喧嘩ってものを教えてやるか。そんで、魔法なんて使わなくても俺は強いって事もな。
「「「「「身体強化!!!」」」」」
と、ワルド以外の全員が無属性魔法の身体強化を発動する。ワルドのオーラは赤色と緑…??半々で出してる感じだ…あんなこともできるのか。
ーーー 中々興味深いやつに会ったものだな。
と、考えているうちに5人が襲いかかってくる。
だが遅い。身体強化使っても、やはり年相応の攻撃手段しか無いのだろう。
「さようなら」
俺はそう呟いた。正直今はワルド以外興味はない為…
ドスッドスッドスッドスッ……ドンッ!!!
とりあえず殴って黙らせてみたが…身体強化もそんなに上がるわけじゃないのか??よくわからんが弱かった。
「おい、残るはお前だけだぞ」
「へぇ…魔法使わなく倒すとは中々鍛えてるって事か??でも、俺はそうはいかねぇ……うおおおおお!!!」
「!!……おぉ!」
ワルドは、半分を火で、半分は風のようなものを纏っている。そして多分身体強化も同時に使っているのだろうか、雰囲気が変わった。
ただ、どれだけ魔法が強かろうが関係ない。
「お前には少し興味がある。後でじっくり聞かせろよ?」
「何言ってやがる…こうなった俺様に勝てる奴は居ねぇんだよ!!」
そう言って火属性のファイア・アローと風属性のウィンド・ミルを放ってくる。
ーーー 確かにこの魔法は強い。だが、どれだけ強い魔法も放てばいいだけではないだろうに…
「戦い方が残念だ」
5分後、ワルドは声も出ない。
そりゃあそうだろう。なんせ一発目の魔法以外、全て発動する前に殴ってやったからな…まぁ少しやりすぎたようだとも思った。ガキの喧嘩にしちゃ顔が腫れすぎている…加減したつもりだったがな。
「お、おい。大丈夫か??」
「……い…」
「ん?なんだ喋れるのか」
ワルドはゆっくりと頷く。こうなっては喋り相手にすらならないので、母が使っていた光属性魔法のヒールを使う。
傷や腫れは治まっていき、顔色も良くなっていく。
そして、また5分後
「「「「「「すいませんでした!!!」」」」」」
と、6人が土下座をして謝っている。
「あぁ、そんな事はどうでもいい。ワルド、お前に聞きたい事がある。」
「はい!なんでしょう!」
「お前魔法3つ同時に発動してたろ?それについて聞きたいんだ」
「俺学校行ってるんです。その学校の授業でやるんすよ、俺は教えるのとか下手なんで教えれないっすけど」
「なるほど、学校ね。」
「あのーー。急なんですけど、あなたの名前教えてください!!」
「キアン」
「キアン様っすね!りょーかいっす!」
「様は要らん。鬱陶しいぞ」
「わ、わかりました。」
こう言った感じで、木下で一緒に休憩しながら学校について色々と教えてもらった。
まとめてみると…
まず入学試験があるらしい。実技のみで、だ。
この試験はクラスの為のモノらしいので落ちる事はないとのこと。
そしてワルド達は一学年上だったこと。
最後に、地球の学校みたいな感じで小中高という感じではなく、12学年あるらしい。
あと、全員に敬語はやめさせた。なんかキモいからな…
「てゆーか、学校名は?」
「サン・マーレ魔法学園って言うぜ。知ってると思うが、サンってゆーのはこの国の名前、『サンエルニーヨ国』のサンを取ってる学校。つまり、国の学校らしい。」
し……しらねぇええええ!!全然しらん。国の名前すら分からんかった。サンエルニーヨ国か?よし、とりあえず覚えておいて損はないだろう。
「な、なるほどな!なるほどなるほど。」
「おうよ!さすが俺!はっはっはっ!!」
こいつ、殺そうか…?偶にイラっとする。
「あ!ワルドさん、そろそろ学校行かないと!」
「そうだな。キアン!ついてこい。学校にすぐに連れて行ってやる」
「あぁ、頼む」
「ボンド、やれ」
「あいっす!!風魔法『ウィンド・キャリー』!」
すると全員の足が浮く。飛んでいるような感じだ。
「いきやすぜ!全速力ーー!!!」
ビュオオオオオオオ!!!!!!
ものすごいスピードで空を駆ける。
そして、数分後に学校が見えた。
ーーー さて、入学するか
お読みいただきありがとうございます。
次回やっと入学します!そして試験です!




