初めて
少し表現を軽くしてみました。
グロいのが苦手な方には申し訳ないと思っております…!
校門には、昨日倒した河池含む34名と他に有名な不良達が集まった総勢60名が居た。これまで多くて30人から40人の相手だったが、今回は多すぎる。それが、「赤鬼」と呼ばれる祐介であっても今回は分が悪い。
(今日はちょっとヤバいかもな…)
「先生、早めに警察へ通報しておいて下さい。俺だけならまだしも、他の奴に被害が及ばない様にしておくためにも。」
「あ、あぁ!早速連絡して来る…!他の生徒は絶対に教室から出ないこと!何かあったら大声を出すんだ!分かったね!?」
クラスの全員が、怯えながらも言葉をしっかりと理解して頷く。
「さて…」
「立花、行くのか?」
「俺が行かなきゃ誰がアレを相手すんですか。それに、アレは俺が昨日撒いた種でもあるし…」
「今回のこの件の処分については職員会議にて、またお前に連絡する。だけど、無茶するなよ」
「分かってますって。じゃ、早めに警察呼んでおいて下さいね。この人数とあのメンツは流石に負けそうですから…」
「あぁ、任せろ!」
それから先生は職員室へと猛ダッシュし、警察へ通報。そして、職員全員にこの問題への早期対応を模索する。
一方、校門前では。
「立花ァ…昨日は良くやってくれたなァ!!」
「ふんっ、河池よ。あれが立花か??」
「あいつは…!」
「どうした?」
「今河池先輩に喋りかけてるのって…西工のトップ、天川 将吾じゃねぇか?!」
「おい…それに、他にも南高の宇河原、東校の相模川…それに…」
「おいテメェら!!今日、やっと!!立花を本当に殺せる日が来た!最初から全力だ!全員でぶち殺」
河池が大声で叫んでる途中に立花がやっと口を開く。
「お前ら…!朝から来るんじゃねぇ迷惑だろうが」
「うっ…なんだよコイツ…」
祐介の怒りのボルテージがどんどんと高まって行く。その雰囲気を感じとった者が一歩下がってしまう程の殺気。
「調子のんじゃねぇ!!行くぞテメェらぁぁああああ!!!!」
「「「「「「うらぁぁあああ!!!!」」」」」」
「死んでも後悔すんじゃ…ねぇぞ!!」
バキッ!ドスッ!!ボフッ!ドカドカドカドカッ!!!
喧嘩が始まると同時に河池達の仲間が、一人、また一人と殴り倒されて行く。祐介は考えた、強そうなやつは後回しにして先に昨日やった奴らから片っ端に倒していこうと。
それが、後に悲劇を生むことを知らず。
そして数十分後。
(よし、半分くらい仕留めたか。この調子で行く!)
このままの勢いでいけると思った矢先、後ろから肩を掴まれ、動きが止まった。祐介は人生で最初で最後の、喧嘩で焦ることとなった
「捕まえたぞ立花ァ!!!」
「河池テメェ!」
「お前ら今のうちに立花を殺れェ!!!!!」
「「「「「うおおおおおお!!!」」」」」」
(ま…マズイ…!)
ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ!!!!
「ぐはっ…(息が…できねぇ)」
祐介は河池に動きを止められてからリンチにあう。
そして…10分近く殴られ、蹴られ、投げられ。ありとあらゆる攻撃を受けた後。
ウー!ウー!ウー!
「おい!察が来たぞ!こんだけやったらもう死んだも同然だ!帰るぞ!」
「河池!!!何してる!!警察が来るぞ!!早くバイクに乗れ!」
「俺は…置いてけ…」
「何?!」
「コイツは…殺さなきゃいけねぇんだ!」
河池は不気味な笑みをこぼしながら、倒れている祐介を蹴る。
「分かった。じゃあ先に俺らはズラかるぜ。」
「あぁ…じゃあな」
ウー!ウー!ウー!
パトカーのサイレン音がどんどん近づいてくる中、河池は懐から人を殺せるほどのナイフを出す。
「立花ァ…俺はお前を殺すと決めていた…まぁ寝てんだから聞こえはしねぇか。だが、これだけは言っておく。これからは俺が赤鬼として生きてくためにお前の血を…返り血を浴びてやらぁ!!!」
グサッ!!
「キャーー!!!!!!」
パトカーのサイレンの音と、校舎側からの悲鳴が響き続ける中…
「ハッハッハッハーー!!!!!(グサッ)死ねぇ!(グサァ)立花!死ね!赤鬼ィ!!!!!(グサッ!!)」
(やったぞ…今日から俺が赤鬼…)
河池が勝ち誇ったかのような笑みを浮かべた時にやっと…
「そこまでだ!!警察だ!!」
「俺は赤鬼だ…捕まえれるもんなら…え??」
「うらぁぁあああ!!!!」
ドサッ…!
河池は警察に背負い投げされ、そのまま逮捕された。
その日の夕方。
「次のニュースです。今朝、朝熊高校で殺人が起きました。被害者は「立花 祐介」君、加害者は他校である高校生がナイフで刺しているところを、警察官が現行犯逮捕しました。立花君は…」
そこに住んでいる者達(不良達)は「赤鬼」が死んだことにより、喧嘩などの頻度が上がって行き、より一層、激しさを増すこととなった。
そして祐介は初めて喧嘩での敗北と死を同時に経験することとなった。
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