反応
「はぁ…はぁ…」
「…うぅ…なん…で…」
道に倒れる34人の男子高校生
そして、その中心で1人立っている者がいる。その一部始終を見て居た者は、ただ、呆然とみることしかできないのである。
「チッ。疲れたし帰るか」
「おい…待て…!」
「あぁ?ったく…早く帰れや。今度来るならもっとマシなやつ連れてくることだな」
「覚え…て…ろ…」
次の日
「昨日の話聞いたか?」
「あぁ、34人だろ?なんで勝てるんだよ」
「やべぇよなー。学校来ないだけ俺らはまだ平和に学校生活送れてるわけだし。ありがたいけどよ」
これは男子の反応である。
だが、一方では…
「立花君、そろそろ学校来ないかな〜」
「だよね!だよね!あんなイケメン身近で拝めるなんて考えただけで幸せなのに…!」
「立花君って、喧嘩ばっかしてるイメージだったけど結構優しいよね」
「千香、なに顔赤らめてるのよ〜」
「仕方ないじゃん。あんな…優しいと思わない訳だし。」
「まぁ私達には勿体ないくらいイケメンだしね!」
「咲良…アンタ本当に立花君の話になるとそれしか言わないわね…」
「えー、だって本当のことじゃんかー!!」
これがこのクラス、いや、この学校の男女の反応である。
〔キーンコーンカーンコーン〕
ガラガラガラ
ドアを開ける音がクラス中に響き渡る。
「ホームルームの時間だぞー席つけよー」
「よし、じゃあ席に戻るか。」
「あぁ、先生来たしまた後で話そう。」
「よし、じゃあ出席を…」
ガラガラガラ…
今度はドアを開ける音と同時に、クラスの雰囲気が一変する。
「まだ、遅刻じゃねーだろ?」
「あ…あぁ」
先生は少し震えた声を出しながら返事をする。
そして、クラスの反応は
「マジかよ…!今日1日気張ってねーと死ぬかもしれねぇじゃんか…!」
「もっと声のトーンを落とせ…!聞こえるぞ…!!」
「あぁ…その美貌を今日1日中見ていられるなんて…幸せ…」
「咲良?!しっかりしなさい!そして鼻血を止めなさい…はい、ティッシュ渡すから。」
祐介が登校すると、だいたいこんな感じになる。
男子からしてみれば悪魔が来たかのような…そして、女子からしてみればアイドルが学校に来たかの反応をみせる。
「じゃ、じゃあ気を取り直して出席確認をします。」
祐介の学校生活はほとんどが喧嘩で登校中に喧嘩すると、その日は絶対学校に行かない。なので祐介は週に1〜3回程しか学校に来ないのである。
まさに、不良そのものなのだ。
ブォン!!ブォーーーン!!!
「え?なに?」
「朝からなんなんだ…」
「あれ…校門の方に結構な人数だぞ…!」
(もう来たのか…ほんとに、朝からだるいな)
「おいコラ立花ァ!!!昨日は良くやってくれたなァ!さっさと出てこいぶっ殺してやる!!」
登校しても、喧嘩する日だってある。
「チッ」
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