魔法至上主義の世界で少年は魔法が使えない(旧題:記憶と魔法を失った少年)
森の中でゴブリンに襲われているところを救われ少年は九死に一生を得た。だが、少年は記憶がなく、魔法をつかさどる男性のみが持つ回路の働きも失っていた。魔法という男性の特権を失った少年は恩人の属する剣法塾に入塾することとなる。次第に剣に、その合理的な動きに少年は魅了されていき、国一番の大会での優勝を志すようになる。だが、男子ながらに剣の道を志すのはあまりにも厳しかった。魔法の圧倒的な火力や男子ながらに剣を持つことへの逆風に少年は立ち向かう。