#2
すんごく間あいちゃった・・・
なんだいきなり・・・
「はい? そうですけど?」
まあね、一応接客業だからね 愛想よくしますよ
美形だし・・・目の保養 ありがとです
美形君はやたら近づいてきて・・・いや・・・近いです。
息かかります。
「・・・なにか?」って聞きました。ええ。
無駄に美形な人に近寄られても良いことないしね。
「み~つ~ちゃん? 眉間皺よっちゃってるよ~ 可愛い顔が台無し~」
とっかって手!いらん!!って
とっさに振り払っちゃった。
「あ・・・」
うん。あ しかでない。なんでか謝りたくない。
マスター助けてください。
そう思ってマスターの方向いたらニッコリしてた。今日も素敵な笑顔です。
じゃなくて!!
「え~ お客様申し訳ございませんでした。」ってペコってしたよ
お・と・な!! 私偉い!!!
なのに美形君はまだ絡んでくる
「大人びてるけど高校生だよね~その制服とか」
なにが言いたいのかしら・・・
まあシカトだ。カウンターの皿でも洗ってるか。
そんな感じで戻ったらマスターが少し驚いて
「もう話しなくていいの?」 って
なにを?って顔に出てたんだろうな・・・
「やっぱし蜜ちゃん雇って正解! あいつにも揺らがないなんて!!」
あ・・・やっぱし有名人でしたか
まあ興味ないがね
「何?俺知らないの?? まじで?」
せっかくカウンターに隠れてたのに美形君はやってきた
「どなたでしょうか?」 ちょっとだけ冷たく言ってみた
ニヤって美少年が笑って
「教えたらご褒美もらうからね」って
焦らされてもな~ って時計みたらいい時間
よっし!
「マスターおつかれさまでしたー」
にっこり笑ってバイバイだ!後ろから「おい!!」って聞こえたけど
知らんがな。さらばだ美少年よ
そんなことを思いながらルンルンで家に走って行った。
この後、大事なことに気づくまで
う~文才がほしい