表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/71

第38話 ようこそストーンへ。

前エピソード「ケーキはいかが」はPINK FLOYDの「葉巻はいかが?」、この「ようこそストーンへ」は同じくPINK FLOYDの「ようこそマシーンへ」からインスパイアされてます。

 公堂の夜は更け、おもてなししていた異教徒たちは完全にストーンして帰る気配はない。公堂は商店街のど真ん中にあり、夜は人が居なくなる。

 近隣の商店主たちはその日の売り上げを〆て夜間金庫に持って行くので基本的にどの店にも現金は無いはずというのは建前で、実際は翌日の営業をスムーズに進めるための小銭は置いてあったりするので、それを狙った盗賊たちが涌く。

 しかしその日は公堂から異常なヴァイブスが放たれ、公堂を起点とした革命勢力の決起を警戒してたバビロンの犬たちが結果としてこそ泥たちとひたすら対峙させられたのはまた別のお話。


 マリーは、ストーンしているゲストたちの安全な小旅行トリップを保証するために体調のすぐれないお客様が出ないか目を光らせているが、混じりっけなし高純度のハーブを適切に処理し、分量にも注意していたため杞憂に終わった。


 リラックスしきったゲストたちの何人かはいびきを立てて寝てる。全員の就寝を見届けて自分も寝る。


――

 夜が明けて、目が充血してるお客さんをみて、徹夜でもしたのかと思ったたが違う。これは赤目で、まだキマッてるだけだ。


 そして、ホレスが「いざ立ちなむ。」と歌い出す。ここで初めて三煎目のコーヒー「祝福バカラ」を出す。三煎目はもはや色がつかないほどコーヒーは薄く、ハーブで味を調整しておいしくなるようにする。この特製ハーブミックスがわたしの最高傑作。


 このハーブは花穂が花を咲かせた後に結実したシードから抽出した、花穂の有効成分の効果を抑制して「完了」させる効果があり、花穂のケーキから始まる異世界旅行から現実に引き戻す作用がある。この三杯目を飲むことをもって儀式は終了する。


 ひとりひとり丁寧にお相手し、おかえりはあちらからと出口へ案内していく。みんな何か足取りが軽く、明日からの日々に前向きに向かっているなように見えた。


 さて食器と調理器具の後片付けと掃除。あの異教徒たちは、自分の口に入れなければそんなにこだわらないけど、他の異教徒にはこういうのを出してる店は食器が汚れてるからダメとかっていう戒律のところもあるんよね。

 わたしはひとり。その行動も一意。だから動物性の食品を扱った飲食店である事は否定できない。過激な思想の中には動物性の食品を扱ったところで食事をしてはならないという考えもある。


 彼らを排除しないのは難しいけれども、動物性食品を扱ったことがあるエンティティという意味では大地母神もそうだ。彼らとの関係は、向こうがこちらを避けるのであって、こちらから無理に呼び寄せることはしないのだから、気にせずに来るものは拒まず、去るものは追わず。

さて、次からお待ちかね「ざまぁ編」なんですが、元々ここにあった黙示録をプロローグに格上げしてしまったから、ここに入るべき別のプロローグを書かなくてはなりません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ