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海水浴  作者: 火水
1/1

遡る年月と…

元々、その海の浜では

近くは空襲で亡くなった方々を荼毘に伏したこともあるのだろう

(もっと遡れば、その場所は大昔に、大震災によって破壊された場所)



夏がくると、思い出す


『僕が溺れて、助けに来ようとしたのは分かったのだけれど…

その人の最期は、苦しそうで苦しそうで、溺れている僕に縋り付いてきて…

怖かった』


助けようとした人を振り切って、生き延びた人はそう言った

その人は、慟哭し

何度も何度も、誤っていた


その人の息子が、その前年

海難事故で亡くなっていた








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