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某原爆作品との遭遇  作者: しろ組
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五 アニメ

五 アニメ


 1と2が、在るけど、1の方から書くとしよう。まあ、原爆が落とされる数ヶ月前から始まるのだが、すでに、家族が一人居ない状態からである。漫画を読まれている方は、判ると思います。原爆が落ちる世界軸は同じなのだが、若干、登場人物が変わっています。けれども、しっかりと、名場面は、描かれています。アニメの強みは、原爆が炸裂した瞬間の描写である。私も、別作品で経験済みだ。まあ、街の人が、次々に、焼かれていく瞬間の描写である。漫画や絵本では、表現出来ない演出だ。瞬く間に、変わり果てた姿へ、変貌させる手法は、原爆の発する数千度の熱線を表現するのに適していると思った。また、私が、炸裂シーンの後、大勢の被爆者の行列とゲンが、遭遇する場面は、悪寒が走りました。まるで、百鬼夜行のような印象でしたね。後、入市被爆や山積みの遺体を燃やす場面も、アニメの方が、リアルな感じがしました。ラストは、妹を火葬して、しんみりとなるのだが、新しい家族の隆太に励まされて終わりを迎えるのには、救われた気持ちになりました。2は、数年後の設定らしく、背が少し伸びていたように思う。ゲンの母が、原爆症を発症する話である。1のような目を背けたくなるような描写はありません。ただ、川底の夥しい遺骨を、米兵達が、工事の為に、重機で粗末に除ける行為に、ゲン達が、激昂するシーンがあります。まるで、被爆者の代表のように見受けられました。まあ、酷たらしい殺され方を見た上に、死んでからも、粗末な扱いを目の当たりしたら、ブチ切れても、おかしくはないでしょうね。最後は、原爆症で、母を亡くすという原爆コンボ。ゲンが、火葬場らしき建物から出て来た時は、少ししょげていたが、隆太らの励ましで、駆け始めるところで終わる。ハッピー・エンドじゃないけど、原爆の恐ろしさを、思い知るには、一番、響くかも知れない。少なくとも、私は、そう思います。

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