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某原爆作品との遭遇  作者: しろ組
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一、絵本

一、絵本


 夏休みに入る少し前、絵本で、この作品の存在を知った。

 “はだしのゲン”という作品だ。

 私が、低学年の頃、見た原爆投下前の街や生活の様子から、投下直後の様子が描かれている内容の入り易い作品である。

 戦時中の生活や食料事情など、ワイルドな描写から、爆弾が炸裂した後の地獄絵図と放射能障害の恐怖が描かれており、当時の感覚では、現実だとは思えないが、恐い話だと認識は出来た。

 私が、最もショックだったのは、主人公の元が、女性と話している最中で、原爆が炸裂して、閃光の後で、話して居た女性が、変わり果てた姿で、亡くなって居る場面が、原爆の恐怖を物語っていると、未だに、残っている。その後のページは、地獄絵図としか言いようが無かった。“ピカドン”というアニメとは、別の描写が、印象的である。自分の観た感じでは、垂れ下がった皮膚が、ガムテープのように見えた。投下直後の街の描写は、防火水槽の中で、水に浸かったまま、黒焦げになった人が、思い浮かびます。原爆症のページともなると、子供が、布団で横たわりながら、洗面器へ、紫がかった血を吐血する場面が、ゾッとしました。原爆という物は、特殊なヤバい爆弾なのだと、認識させられました。人類が直面した“核汚染”という不治の病を見せ付けられた気分です。最後のページには、生まれたばかりの妹を、ゲンが、夕陽へ向かって掲げながら、父の面影を思い浮かべながら、逞しく生きる事を誓って、締め括っていたと思う。(※記憶が、あやふやなので、間違っているかも知れません。) これが、“はだしのゲン”と私のファーストコンタクトです。

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