6話
誤字脱字等指摘していただけるとありがたいです。
まだ初心者のため、温かい目で見ていただけるとありがたいです!!
よろしくお願いします!!!
リースside
◇◆◇◆
「久々に狐百合使ったな〜これ使うと周りが荒野になっちゃうのが厄介だよな。でも他のも同じようなもんか。気にしたら負けだな。」
あ、そういえばカイトくん大丈夫かな?
「おい大丈夫かい?」
「…大丈夫だと思います。でも腰抜けてたてないです。」
「おいおい、ただの魔法使っただけだぞ」
しかも力を1割も出してないしな。
本気出したらこの大陸全部荒野になっちゃうからね。まぁそこは秘密にしておこう。
「今の魔法はなんですか?火魔法にそんな技ありましたっけ?」
「今のは俺の固有魔法だよ。地獄魔法。」
「なんか厨二病くさい名前ですね。」
バゴン!!
「痛ッテーー!!!何するですか!リースさん!」
カイトが頭を押さえながら叫ぶ
「厨二病ってなんだよ。あとなんか顔がうざかったから。まぁそこは置いといて地獄魔法は炎獄 氷獄 雷獄 風獄 水獄 土獄 天獄 煉獄の8つに分かれる魔法だ。」
「じゃあリースさんは全属性持ちってことですか?てゆうかあの魔力の威力はなんですか!!俺の全魔力の数十倍の量でしたよ!」
「一応全属性持ちってことになるな。あとあれでも俺にとってはごく僅かだぞ。」
「は?どんだけ魔力持ってるんですか。」
「教えない。自分で考えな。じゃあギルドに戻るぞ。」
「このまま戻るんですか?この荒野どうするですか?」
「あーそうだな戻すか。」
「え?」
『地獄魔法 天獄 杜若』
その瞬間大地が光輝き一瞬にして元の森に戻った。
「は〜〜?!!!!!どうゆうこと?ですか!!なんでもありですか?」
「なんでもはできないけどな。ある程度はできるぞ」
「人外ですね」
「SSSは人外認定された奴らからさらに人外認定されるからな。まぁ間違いではない。」
「さぁ帰るぞ。帰りは転移魔法で帰るぞ。」
流石に歩いて帰るとカイトくんがぶっ倒れそうだもんな。
「それも地獄魔法?ってやつですか?」
地獄魔法空間系の魔法無いんだよね。
「いいや違うぞ。普通に時空間魔法だ。試験の時にも言っただろう」
「まじかよ。なんでもできるなこの人」
「じゃあ帰るぞ」
『『転移』』
◆◇◆◇
「流石に中に転移すると後々めんどくさいからな手前にワープしといたぞ」
「ありがとうございます。」
門番が話しかけてきた。
「お、無事に帰ってきたか。リース様がいれば当然か!はっはっは!」
なんかカイトくん絡まれてるけど気にしたら負けだな。
「じゃあギルドに戻るぞ」
冒険者ギルドにて
ガルシアがリースたちに話す。
「お、戻ったようじゃのう。」
「帰ったぞ〜あれ?フウマは?」
「あやつは家に帰ったぞ。流石にずっとここにいるわけにもいかんじゃろう。」
「それもそうか。」
まぁいいや。あいつも自分の仕事とか色々あるしな。
「それで、どうじゃった?何かあったか?」
「オークが集落作ってたぞ。あとオークキングがいたから壊滅させてきた。」
「そうか、ありがとう。カイトくんはどうじゃった?」
「死ぬかと思いました。リースさんがオークは歩く的とか言ってたんですけど体が大きいから一歩一歩が大きくて狙いづらかったです。あとオークキングには俺の本気の魔法も効きませんでした。」
「なるほどのう。カイトくんにはすまなかったがある程度は予測できていた。なのでリースについて行ってもらったんじゃ」
「いえいえ!いい経験になりました!」
まぁあの位余裕で倒してもらわないとまだまだだけどね
「そういえばリース。あやつが帰ってきたぞ」
「は???まじ?」
まじかよ!!!!めんどくせぇーー!!!
リースはソファに崩れ落ちた。
「え?どうしたんですか?何があったんですか?」
カイトは少し慌てたようにガルシアに尋ねる
「えーっとじゃな…」
その刹那ドアが吹き飛びながら飛んできた。
「ここにいるんでしよ!!!!リース!!」
そこに現れたのはダークエルフの女性だった。
「ソフィネシア、もう少し静かに開けれないのかの」
ガルシアは呆れたように呟いた。
「そんなことはどうでもいいの。リースはどこ?」
「そこのソファーにおるよ」
おい。言うなよじじい。バレないように出て行こうと思ったのに。
「いた!!リース!今日こそは私と戦ってね!!」
「めんどくさいからパスで。」
いやまじでめんどくさいから出来れば早急にいなくなっていただけるとありがたい。
「やだ!!いっつもそれであやふやにするじゃん!今日こそは戦って!約束通りSSランクになったし」
え?まじ?
「本当か?じじい。」
「本当じゃよ。今さっきSSランク級魔物ベヒモスの討伐に単独成功したからのう」
おいおい!まじかよ!!絶対できないと思ってたからそれにしたのに?まじこいつすげぇな。
「私は約束を守った!!今度はリースの番だよ!私と戦って!!」
はぁまじかよ。まぁいいか。いつかはやらなきゃいけないからね。
「仕方ない。今度か?それとも今からやるか?」
「いいの!!!やった!!!うん!!今すぐやる!」
オッケーをもらった瞬間リースはひきづられながら地下闘技場に行くことになった。
「あの〜ガルシアさん。俺空気だったんですけどあとあの美女は誰ですか?」
カイトは恐る恐るガルシアに尋ねる
「ソフィネシア・グラン。現SSSランク冒険者「武神」ジルベール・グランの娘じゃ。そしてSSランク冒険者でもある。」
「なるほど。俺冒険者の名前とか全然知らないんでわかんないんですけどそのグラン?って方は強いんですか?」
「当たり前じゃ。今お主なら何億人と集まって全員が完璧にマッチした連携攻撃を行ってもかすり傷一つ負わないじゃろう。」
「……化け物ですね。じゃあなんでリースさんにあそこまで執着してるんですか?」
「ソフィネシアは自分より強い人と戦いたいんじゃよ。そしてもう一つが旦那探しじゃな」
「旦那?!!なんで?あんなに美人ならすぐに見つけられるでしょう」
「ソフィネシアの家の家訓には娘が結婚する場合父親より強いモノでなければいけないと決まりがあるんじゃよ」
「は?じゃあそのグランさんより強くなければいけないんですか!??無理じゃないです?そんな化け物に勝てる人なんて……あ!」
「そうじゃ同じSSSランク冒険者でも最強を誇るリースなら勝てるんじゃよ。それにお互い小さい時からの知り合いでの。想いあってはいるのじゃがいざ結婚とかするとなると色々めんどくさくての特にジルベール関連が」
「どれだけめんどくさいんですか。」
「ジルベールに一週間戦い続け勝利する」
「無理じゃないですか?」
「リースなら大丈夫だと思うが、ジルベールは旦那候補を殺す気でかかってくる。それを殺さないよう一週間耐えて尚且つ不眠不休で戦わなければいけないのがとてつもなくめんどくさいのじゃ。なのでリースはソフィネシアに結婚するのはいいがSSランク冒険者になること。ソフィネシアがリースと結婚を望むこと、リースと戦って一撃を入れることを条件にしたんじゃ」
「なるほど。リースさんも案外そういうとこあるんですね。出会って短いですけど無いものだと思ってました。」
「完璧超人などこの世にはおらんからのう。さてわしらも行くぞ。審判は必要じゃからの」
「はい!」
カイトとガルシアは冒険者ギルド地下闘技場に向かう。
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