17話
誤字脱字等指摘していただけるとありがたいです。
まだ初心者のため、温かい目で見ていただけるとありがたいです!!
今回でスミレ編を終われればなと思います。ちょっと鬱というかシリアスが含まれます。嫌いな人はご注意をだけど重要な部分なんです!どうかご自愛下さい!
リースside
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王都ダムドラ
リースたちはリースの転移にて王都に戻ってきた。
「じゃあ冒険者ギルドに行こうか。スミレはソフィネシアと一緒にね」
「わかったわ。スミレ一緒に行きましょ」
「うん!」
そう言ってリースたちは王都の冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドに着くと受付に行くと受付の女性がリースたちに
「リース様、ソフィネシア様お疲れ様でした。ギルドマスターはギルドマスター室にてお待ちですよ。ご案内いたしましょうか?」
「いや大丈夫。ありがとね」
そう言ってリースはギルドマスター室に向かった。
ギルドマスター室についてガルシアはリースたちに尋ねる。
「リースどうじゃった?魔力の原因とダンジョンとの因果関係はあったか?」
「いんや。あれはダンジョンじゃ無かった。魔力の原因はこの子だよ。」
そう言ってリースはスミレをガルシアの前に来てもらうよう伝えスミレはガルシアの前に来る。
「……す……みれ……です。」
スミレはガルシアに名前だけ伝えすぐにソフィネシアの後ろに隠れてしまった。
「この子はなんじゃ?なぜこの子が魔力の原因なんじゃ?詳しく教えてくれると嬉しいのじゃが」
「ああ。伝えるよ。洞窟の中であったことを」
リースは洞窟でスミレと出会ったこと、親に捨てられていたこと、魔力の原因はスミレの超魔力が原因であること。
「……そうか。だからこの子はわしを恐れてあるんじゃな。人を信頼していないような様子じゃな。だかお前たちは信頼しているようじゃな。」
「スミレは俺たちの子だ。誰にも渡すか」
スミレはいままで色々な嫌な思いを抱いていたんだ。
まだ5歳。これから色々な楽しみを持って育ってもらいたい。だからこの子は俺たちが命を持って守るさ。
リースは普段だるいやめんどくさいと言っているがほぼほぼお願いされたことは結局引き受けてしまう。なんだかんだ言ってリースは優しいのである。
「そうか。そうじゃな。それがいい。それでじゃ、スミレはどこに住むんじゃ?お前たち今一緒に暮らしてないじゃろ。どうするんじゃ?」
ああ、そうだった。まぁソフィとは結婚したし一緒に暮らすしな。もともと今住んでる家も歩いて5分くらいの距離だったしな。
「そうだな。結婚したし一緒の家に暮らすよ。俺の今住んでる家の方が広いと思うし防衛もしやすいしそっちの方がいいかな。ソフィは大丈夫?」
「大丈夫だよ!!むしろ私からリースの家に行きたい!って言いたかった…」
「なんでそこ張り合うの?(笑)」
まぁいいか。とりあえず暮らす家は決まったな。ソフィは会ったことあるからいいけどスミレにはあいつらの挨拶もしたいしな。
「よし!決まったことだし俺たちの家に帰ろうか!」
そう言ってリースたちはリースの家に帰ろうとした。
その瞬間ギルドマスター室に受付の女性がノックをした。
「申し訳ないありません。ギルドマスターにお聞きしたいことがあるのですが」
「どうした?入りなさい」
「失礼します。今受付で子供を魔物に喰われたと話す男女が来まして。なんでもここから遠いところで子供とはぐれて慌てて冒険者ギルドに助けを求めたとのことで…」
ん?
「それは大変じゃ!すぐに捜索隊を編成してその子供の捜索。そしてその魔物の討伐を…」
「いや待てじじい。その男女はどのような状態だ?」
「え?あ、はい。二人とも年は若く見えましたが…」
なんか気になるんだよな。まぁいい直接会えばいい。もし俺が思ってるようだったらその時は…
「じじい。それの案件は俺がもらうぞ。いいな?」
「ん?お主が行くほどではないがまぁよい。とりあえず…」
ガルシアの話を途中で切り上げリースは受付の方に向かった。
受付では受付の男性に男女の女の方が大声で叫んでいた。
「だから言ってるじゃない!!子供が喰われたの!!」
「わかりました。分かりましたがその子の特徴とかを教えていただけないと…それと場所も教えていただけないと助けには行けないですよ。」
「なんでよ!じゃあ私たちをお金を頂戴!!冒険者ギルドはお金いっぱいあるでしょ!それを少しでも恵んでよ!私たちは魔物から逃げるのにいっぱいいっぱいでお金も何もないのよ!」
「おい。お前たち変われ。後ろに下がってろ」
「リース様!!すいません。お願いします。」
「なに??あなた?お偉いさん?お偉いさんならお金いっぱいあるんでしょ!だったら恵んでよ!」
「お前たちの子供の特徴は?名前は?それと場所は?」
「…名前なんていいでしょ!言わなくたって!場所は…遠くよ!」
女は少しどもりながらそうリースに呟く。リースはこの男女の言動を一切信じていなかった。なぜなら魔物から逃げるのであればもう少し泥やよごれが服につくもの。それなのにこの男女はそのような様子はない。そして男女には転移魔法の魔力痕がついていた。転移魔法の適性はこの男女にないことはリースは鑑定で気付いていた。つまりこいつらは転移魔法陣でここまできたということだ。そして二人の称号欄に[強盗][子を捨てた親][嘘をつき続けた者][禁忌を犯した者]と記載されていた。
この称号は普通であれば絶対につくことはない称号である。
「もう一度だけ問う。子供と魔物の特徴。それと場所はどこだ?早く言え」
リースは凍てつく瞳で二人を貫く。
「…それは…あの…」
女は言えない。なぜなら自分の子供だが特徴など髪の色くらいしかわからないからだ。また魔物も実際は喰われていないのだから特徴もあるわけがない。
「もういい。おいそこの男。お前にも聞く。子供の特徴と魔物の特徴。言えるはずだろう?自分達の子供なのだから。それと場所もだ。お前たちの体から感じる転移魔法痕はここから馬車で7日はかかる場所だ。子供であればそんなに遠いところに一人では行けない。早く言え。」
「ちょっと!!なによ!!私を無視し……」
それ以上女は喋れなかった。なぜならリースが受付の空間を支配し魔力で威圧してたからだ。まだリースが理性を保っているため喋れない程度だがもしブチギレていたら冒険者ギルドにいる人間の9割以上はリースの魔力に圧死されていただろう。
男も女もただの一般人。喋れるわけがない。
リースもそれを理解しているが圧を緩めたりなどしない。
「もういい。おいこいつらを官兵に突き出せ。それか俺が…」
そう言ってリースは受付の人にそう話そうとした瞬間ソフィネシアとスミレがギルドマスター室から降りてきた。
スミレはその二人の顔を見た瞬間顔を青ざめさせ
「………あ…!」
そう言って顔を強張らせ体を震え出した。
「…やっぱりか。ソフィネシア。スミレを上に連れて行け」
ソフィネシアは無言で頷きスミレを上に連れて行こうとした。
だがスミレはその場から離れなかった。
「スミレ?」
そう言ってソフィネシアはスミレの顔を覗いた。
スミレは下を向きながらその二人のところに歩いて行った。
「スミレ!!そっちには行かないで!」
ソフィネシアが止めるが変わらず歩きリースの横まで歩いた。
「なぜここに来たスミレ?」
リースがスミレに尋ねるがスミレは答えなかった。
「…私が…私が生まれてきて最初は嬉しかった?」
スミレは顔を青ざめながらそう二人に問いかける。
「……わけ………じゃな……」
「おい。もう一度言ってみろ!」
リースは怒気を纏いながらそう呟く。
「生まれて嬉しかったですって?そんなのあるわけないじゃない!!お前が生まれてきて悪いことばっかり起こる!」
「そうだ!!お前は疫病神だ!!生きてる価値すら無いんだ!」
そう二人はスミレに向かい怒鳴った。
その発言を聞いた周りの冒険者の一人は二人に向かって
「おいおい!それはないんじゃねぇか!!お前たちが悪いだけだろう!!子供に罪はねぇ!子供は宝だぞ!!」
そう怒鳴った。
その発言を聞き周りの冒険者や受付の人たちも
「そうだ!」「そうよ!」「お前たちの方が死ね!」
二人にそう怒鳴った。
「スミレ。大丈夫か?」
「…あと一つだけ伝えたいことがある。」
そうスミレは目に溜めた涙を手で拭ってあることを二人に伝える。
「……あなたたちの所にいていいことは一つもなかった。生まれてきては行けないんだと思ってた。でも今日でわかった。私は…私は生まれてよかったんだってリースとソフィに教えてもらった。本当に嬉しかった!!!だから私はあなたたちに生んでくれてありがとうって伝える!!生んでくれてありがとう!!それともう二度と私の前に現れないで!」
スミレは大きな声で涙を拭ったが溢れ出る涙を流し声を震えながらそう二人に向かって叫んだ!
叫んだあと力を使い切ったのか意識を失った。その体をリースは支えてソフィネシアの元に預けた。
「なんだと!!!お前は!!…」
「なによ!!調子に乗ってるん…」
二人はそれ以降の言葉は話せなかった。なぜなら二人はリースの結界の中に閉じ込められていた。
「お疲れ。スミレ。よく頑張った。よく頑張ったな!」
リースは温かい目でそう呟く。そしてソフィネシアはスミレを力一杯抱きしめた。
周りの冒険者たちも
「よく言った!!えらいぞ!!」「こいつらはあとは俺たちに任せろ!」そう笑顔でスミレに叫んだ。
そしてスミレとソフィネシアはギルドマスター室に向かった。
「さぁ。お前たち。こいつらどうする??」
リースは一切笑っていない顔で周りの冒険者に尋ねた。
「リースさんこいつらはここでぶっ殺しましょう!」
「そうだ!!こいつらは生きてる価値がねぇゴミだ!」
「そうよ!いままであの子に味合わせた痛み全てこいつらに味合わせてあげましょう!」
「いいなそれ!痛ぶろうぜ!」
周りの冒険者や受付の人たちがそう呟く。
「OKじゃあいたぶろうか。」
「「「「しゃあ!!!!」」」」
そう言ってリースはある空間を作った。
「地獄時空間魔法 滅獄 虚無焫」
そう呟いた瞬間二人の結界内に漆黒の門が開いた。
「ここは俺が用意した死ぬことが出来ない場所だ。永遠に苦しみ魂を抉る痛みをどれほどか味わうといい。死ぬことがないから一生な。まぁ聞こえはしないか」
そういってリースは結界から離れた。
二人は結界を壊そうと一心不乱に叩くがびくともしない。大声を出すが結界で聞こえない。誰も救いの手を伸ばさない。いままでの因果を巡るように二人は泣き叫びながらその漆黒の門の中に消えて行った。
最後まで読んでいただきありがとうございます!!!
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次回は間話を入れさせてもらいます。カイトくんが頑張るかな?お楽しみに




