表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
半強制監禁  作者: 千陽
2/5

第1話

暗い夜道を早足で歩く。


苦しい、胸が苦しい、息ができない。


迫る恐怖を払いのけるように私は歩いた。


走れはしない。


ただ黙々と早足で歩いた。


誰もいない道で助けを求めることすらもできない。


もし仮に人がいたとしても声が出せないから助けを求めることができないけど。


ヒュウヒュウと鳴る喉を撫でながらブロック塀に手を這わせ、歩く。


角を曲がろうとしたところでグラリと眩暈がした。


しかし地面の衝撃はなく、代わりに人の感触があった。



「おっと……大丈夫ですか?」



目を細め、無理矢理ピントを合わせようとするがうまく合わない。


だが、男性であることは分かった。


男性の声も遠退いていき、全身から力が抜けていく。


そのまま私の意識は途切れた。



「………ふぅ、気絶させる手間が省けた。いやー、良かった良かった。出来れば怪我させたくなかったからね。…さて、これからよろしくね____青木 永華ちゃん。」



青木永華と呼ばれた女性は不敵に笑った男性に軽々と抱き上げられ、帰路とは逆方向に連れていかれた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ