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第1章 幕間 白の男は嗤う

アロンの父ルーディンが、帝都に向けて出立した同時刻。



【イースタリ帝国】

“帝都” 帝国城塞内 輝天八将専用大会議室

“天帝の間”


「昨年は豊作でしたので、兵站の備蓄は十二分にございます。」

「“邪龍の森” を外れた山脈南東部で採掘を行いましたところ、鉱脈を発見しました。」

「“聖国” へ出入りしている商団を尋問したところ、あちらは不作地域が多く、帝国の作物が高値で取引されているという情報を得ました。」


矢継ぎ早に、それぞれの将軍が報告書を読み上げる。

それを、真っ黒のローブを身に纏う、金髪おかっぱ頭で丸眼鏡を掛けた若い男が、ブツブツ呟きながら耳を傾けている。


「どう思う? ノーザン。」


報告が出尽くしたところで、円卓の上座に座る筋肉隆々の豪傑が、金髪丸眼鏡の男に尋ねた。

ひょろっとして、病弱かつ粘着質そうなその男、―― “魔戦将” ノーザンが、丸眼鏡をグイッとワザとらしく上げて、ボソボソと呟く。


「……聖国は不作でも、海がある。金策に走って聖国へ出入りしている “国境跨ぎ” を見逃して、税収を得ても結果的にあいつらが勢いついたら意味が無い。今まで以上に取り締まるべきだね。」


義務的に告げ、再度、丸眼鏡を上げる。


「鉱脈が見つかったのは予想通り。名称 “ヴァプラの迷宮” ……ダンジョンさ。」


ザワッ。

喜色に包まれる会議室。


「その迷宮には何がある? 我らで攻略可能なのか?」


代表して、上座の豪傑が尋ねる。

ノーザンは面倒くさそうに、おかっぱの金髪をガシガシと掻きむしって豪傑をチラリとみる。


俺の記憶が確かなら(・・・・・・・・・)、最奥に『ツィーグランス』が眠っている。“最上級” の槍だ。」


“おおおおっ!” と野太い歓声があがる。

だが、その声に生理的嫌悪感を覚えたかのように、顔を顰めるノーザンであった。

彼の性格を熟知している豪傑は、ノーザンの一挙手一投足を逃さぬよう見据え、タイミングを狙って再度尋ねる。


「最上級か。それは凄まじいな。して、我らにその神如き武器を手にすることは可能か?」


ふん、と小馬鹿にしたようノーザン。


「ここにいる将軍連中なら問題ないだろ、ハイデン大将軍。」


はるか若い小僧でもあるノーザンの物言いに、数名の将軍が怒りを露わにするが、当の豪傑、―― “大帝将” ハイデンが手を差し出して諫める。


「分かった。数人の将と部隊長、名のある冒険者ギルドで探索チームを結成しよう。そのチームには君にも参加してもらうぞ、ノーザン。」


テーブルに両腕の肘を付け、手を組み合わせハイデンが伝える。

心底めんどくさそうなノーザンであったが、


「君は若くして偉大な “輝天八将” に認められた、超越者の中の超越者なのだ。だが、些か君の実力に懐疑的な者もいるのも事実。どうだ? その場で君の力を誇示するのは。面白い話だと思うが?」


にこやかに笑うハイデンの言葉に、はぁ、と溜息を吐いて、


「あんたにゃ敵わないな。いいよ。行くよ。」


しぶしぶと言った様子で了承した。

しかしが、ニヤけ顔が隠し切れていないのであった。



(超越者って奴らはどいつもこいつも、単純だな。)



“実力があるから、天狗になる”

“そこをくすぐれば、雑作もなく動かせる”


30歳という若さで輝天八将に選ばれ、現在37歳。

輝天八将を統べる “大帝将” に任命された、生きる伝説。


冒険者から叩き上げで将軍となった、ハイデン・フォン・アルマディート侯爵。

ただ強いだけでなく、老獪なやり口にも長けている。


別世界から転生したという、超越者。

精神年齢は向こうの世界分も加算されているのだろうが、そういう特性なのか、精神的に幼い者が多い傾向にある。


ノーザンは、超越者の一人。

しかも、前代未聞の “魔神官” という職業を持つ者だ。

僧侶系と言うだけあって、多彩な回復魔法を扱えるだけでなく、魔神官という職業柄、凶悪な能力(スキル)も持つ。


実年齢は、22歳。

本来、前世の精神年齢も加算されるだろうが実年齢と年相応。

世の中を知らぬ小僧。


そんな心を操ることなど、容易いのであった。





「ハイデン閣下。」


会議終了後、ハイデンに声を掛ける若者。

美しい白髪を靡かせる、背の高い男だ


「何用かな、アモス(・・・)殿?」


恭しく頭を下げるアモスと呼ばれた白髪男は、スッとハイデンの隣に立ち、耳打ちをする。



(皇帝とあのお方(・・・・)が呼んでいるよ♪)



その言葉に、はぁ、と溜息を吐き出した。


「わかった。向かおう。」


ハイデンは、皇帝の私室へ向かった。

その後ろへ、まるでお供のように付いていくアモスであった。





「ハイデン。多忙なところすまなかったな。」


皇帝私室。

豪勢な椅子に腰を掛ける男と、跪くハイデン。


「皇帝陛下。お呼びと伺い馳せ参じました。」


膝を着いて頭を下げるハイデンに、笑顔を向ける皇帝。


「そう固くならず良い。ここには私とお前、そしてアモス殿しかおらん。」


白髪まじりの黒髪をオールバックにした、ハイデンに負けず劣らずの肉体。

金と赤を基調とした煌びやか正装に白のファーが取り付けられた荘厳な外套で包まれるが、その隙間から望む太い腕は、今なお轟く猛勇の歴々たる証拠だ。


数百年前、後一歩で敵対する聖国と覇国を滅ぼし、前人未到のイシュバーン統一を成し得ただろうと伝わる、イースタリ51世の再来とも謂われる。


現皇帝ペルトリカ・フォン・イースタリ138世であった。



「……わかった。ペルテ。」


立ち上がり、皇帝を愛称で呼ぶハイデン。

本来、偉大な皇帝の名を愛称で呼ぶなど、いくら “大帝将” を授かった彼でも不敬罪は免れない。

だが、それが許されるのは、この場に限られた人物しか居ないということもあるが。


「やはり落ち着くな、その名は。かつてお前と共に世界を駆け巡った日々を思い出すよ。」


十数年前。

皇帝ペルトリカとハイデンは、同じギルドの “冒険者” であった。

身分を隠し、冒険者として自由気ままに飛び回っていた “うつけ殿下” と、冒険者組合帝都本部の筆頭ギルドのリーダーとして八面六臂の活躍で、当時最強の冒険者とも謂われたハイデンの、コンビ。


二人の名は、帝国だけでなくイシュバーン全土に轟くほどだった。


ペルトリカは先代皇帝の崩御と共に帝都へ召喚されたが、その腕力と統率力で他の皇帝候補の覇権争いを制し、次期皇帝に選ばれた。

時期同じく、冒険者の傍ら帝国軍の部隊長でもあったハイデンを見染めた先代アルマディート侯爵が、同じくハイデンを見染めた侯爵令嬢との婚姻を薦めたこと、新たな皇帝となったペルトリカの後押しもあり、入婿としてアルマディート侯爵の次期当主の座に就いた。


そして、輝天八将の一人として任命された。


あれから7年。

“最強” と言わしめたギルドを率いた二人は、皇帝と大帝将という帝国のツートップに君臨して、帝国を牽引している。


そんな親友同士の二人。

しばし、自分たちの冒険話に、新たに見つかった迷宮の話などに花を咲かせていたところ、


「ごほんっ」


わざとらしく白髪の長身男、アモスが咳払いをした。


「お気持ちはわかりますが、あのお方がお待ちですよ?」


先ほどまでの真面目な表情と打って変わって。

厭らしいほど表情を笑みで歪めて、二人の頂点に告げた。


「す、すまぬ。アモス殿。こうして立場を離れて話すのは久々だったのでな。」


皇帝ペルトリカは慌てて謝罪した。

同じようにハイデンも頭を下げる。


「そういうのは良いから。」


ハイデンが謝罪の言葉を告げる前に、アモスは手を出して制した。


『ギン』


甲高い音。

同時に、アモスの後ろに銀色に輝く巨大な扉が現れた。


「くれぐれも、粗相のないようにね?」


そう伝え、アモスは一礼して銀の扉の横へ立った。


「うむ。行こう、ハイデン。」

「ああ。」


二人は銀の扉の前に立つと同時に、その姿を消した。

まるで、扉に吸い込まれたように。


その様子を確認して、アモス自身も、姿を消した。





皇帝ペルトリカとハイデンは、ゆっくりと目を開けた。

そこは、一面銀色に輝く、庭園だった。


青々と生い茂る芝生と、七色に光る花々。

そのわずか先。

煌びやかな石英のような鉱物で出来た床と柱。

同じ鉱物で半球の屋根を乗せた、小さな神殿。


その中央。


色とりどりの小鳥と戯れる、背丈ほどある長い銀髪の女性。

白く薄いベール状の布を幾重にも重ねたような服は、究極美とも言えるその裸体を隠しきれず、わずかに透けている。

彼女の煽情的な風貌は、精力溢れる若い男が一度目にすれば、すぐ劣情に駆られてしまうだろう。


だが次の瞬間。

欲望を抱いた事を、後悔するだろう。


穢れを知らぬ佇まい。

纏う、神秘的な気配。


人の情念を向けてはならぬほどの、絶対的存在。



人はそれを、“神” と呼ぶ。



「お待ちしていましたわ。ペルトリカ陛下、ハイデン卿。」


銀髪女性が佇む小さな神殿の前。

芝生の上で跪いて、ペルトリカとハイデンは頭を垂れる。


「お呼びと伺いました。」

「何用でございましょう。」


顔を上げ、二人は声を揃えた。


「「 女神ミーアレティーアファッシュ様 」」


名を呼ばれた銀髪女性、――女神は、柔らかな笑みを浮かべたまま、跪く二人へと振り向いた。


思わず、その美しさに固唾を飲む。

銀髪と同じ、銀色の瞳。

くっきりとした鼻筋に、膨らんだ唇。

柔らかなその顔つきは、色香溢れる遊女にも、まだ穢れを知らぬ少女にも見える。


「ミーアで良いわ。」


掲げた右手の指先で羽根を休めていた小鳥が、舞う。

その小鳥をうっとりと眺めながら、女神は愛称を赦した。


「御意。」


だが、呼ばれたのは二人だ。

先ほど、何用かと尋ねたばかり。


それに、目の前の絶対的な女神を愛称で呼ぶなど、あり得ない。



「貴方たちに、神託を授けようと。」


立ち上がる、女神ミーア。

頭を下げる二人だが、それはミーアを直視できないからだ。


透きとおる服の中、美しい裸体を見てしまう不敬を働きたくないからだけではない。

直視してしまえば、心を鷲掴みにされてしまうからだ。


それだけ、目の前の女神は美しく、恐ろしい。


「ありがたき、幸せ。」


地面の芝生を眺めながら、精一杯応える。


その芝生も、世にあるものとは違う。

羽のような柔らかさに、絹のような手触り。

この生い茂る芝生の上で惰眠を貪ろうとすると、朽ち果てるまで起き上がれないだろう。


全てが、現世を超越している。

まさに、“神の世界”


女神ミーアは、神殿の淵に立ち、二人へ告げる。


「我が大いなる加護を与えしイースタリ帝国に、彼の地から舞い降りた戦士たちの魂の鼓動が、勝利の鐘となり響き渡りました。見つけなさい、戦士たちを。それは怨敵たる邪神と悪神を切り刻む刃となるでしょう。」


同時に、きらきらと輝く光の粉が、二人に舞う。

女神ミーアの両手から、それは溢れ出ていた。


「――御意。」

「必ずや、女神様の御神意、そして我らの先祖代々の悲願を叶えるべく、御神託に沿い、成し遂げてみせましょう。」


跪いたまま、皇帝は短く、大帝将は長く、答えた。

その言葉に、優しく、慈愛に満ち溢れた笑顔となるミーア。



期待しています(・・・・・・・)。」





「本当は、期待なんかしてないのでしょ?」


皇帝と大帝将が “現世” へ戻った後。

白髪に、()の白い肌と白いスーツ姿へと戻った男。

アモスこと、アモシュラッテが厭らしく尋ねた。


「期待はしていますよ? 可愛い、私の子らなのですから。」


再び小さな神殿内の椅子に腰かけて、小鳥たちを愛でる女神ミーア。

答えた言葉は、まるで白々しく、薄っぺらに聞こえたアモス。


「今回、梯世神エンジェドラスは張り切っていましたからね。僕が把握しただけでも、ここ10年の間に50人は送り込んでくれました。」


「ふーん。」


チチチ、と口ずさむ小鳥の頭を指先で撫で、ゆっくりとアモスを眺めた。


「その全員が、帝国陣営に来てくだされば面白いのですが。」


先ほどの慈愛に満ちた表情とは打って変わって、嗜虐的な笑みを零すミーア。

仮に先ほどの二人がこの場に居たら……あまりの悍ましさに、身も心も凍てつき、最悪は絶命していただろう。


溢れだす、“神の力” の前に。


だが、平然としてアモスは言葉を返す。


「ご存知のとおり、エンジェは送るだけ(・・・・)です。三国のどこで転生するなど、それこそ “神すら知る由も無い” 事象ですので。」


ふう、と一つ息を吐いたミーアは、また元の慈愛に満ち溢れた表情に戻る。


「ふふふ。人が惹かれ合うことと、転生のロジックは神すらままならない、と。だからこそ、世界は面白いのです。」


まさに “女神” の笑み。


だがその表情とは裏腹に。

足元には先ほどまでミーアと戯れていた、小鳥たちの、死骸。


神の力に触れ、命を吸われた。


元より、女神ミーアから溢れる出る神力によって生み出された命。

それが “元に戻った” だけで、ミーアもアモスも感傷は無い。


「いずれにせよ、上手く機能していますね、転生は。」


「ええ。」


頷くアモスに、ミーアは長い銀髪をかき分けて尋ねる。


「どうかしら。貴方の目から見て、素敵な子はいますか?」


アモスは右手を顎に当てて、しばし考える。

そして。


「いえ。特には。転生者は転生者でしか、ありません。」


興味の無いように、答えるのであった。

「そう」と呟き、


「では、引き続きよろしくお願いします。」


その言葉で、ミーアは再度空を眺めるように佇む。

帰ろうと、踝を返したアモスだが。


「あ。そうだ。」


再び、ミーアへと振り向く。


暁陽(きょうよう)大神ミーアレティーアファッシュ様。これは、エンジェからの贈り物です。」


パチン、と右指を鳴らすと、アモスの左手に大きな箱が現れた。


その言葉と、箱が出現した音でミーアは立ち上がり、


「キャーー!」


神殿から飛び出したミーア。

喜色を露わにしてアモスの掌の上に乗る大きな箱を、奪うように受け取るのであった。


それと同時に。

辺りの風景が、音を立てて歪み始めた。


生い茂る芝生や花々、遠くに見えた木々などが、早送りのように成長しては朽ち果て、さらに成長しては朽ち果てと、生と死を循環させるように繰り返している。


まるで意に返さないミーアだが。


「ミーアレティーアファッシュ様。力が漏れております。」


平然と、だが全身を汗だくにしてアモスが伝えた。

は! と表情を変えて、箱を抱えたたま神殿へと飛び込む。


すると、生死の循環を繰り返していた植物たちが、ゆっくりと、元に戻っていった。


「いけない、いけない。我を失っていましたわ。この事は、あの二人(・・)には内緒よ?」


箱をうっとりと眺めつつ、告げるミーア。

アモスは汗をぬぐい、笑顔を浮かべて首肯する。


「もちろんです。」


「うふふふ……。向こうの世界のコスメに美容液、シャンプーにトリートメント。それに、やっと届いた! このボディークリーム楽しみにしていたのです! やはり、分かっていますね、エンジェちゃん♪」


もはや、アモスの声は届いていない様子。

今度こそ、踝を返して戻ろうとするが、


「アモシュラッテ。」


ミーアが、呼び止めた。


「……はい。」

「エンジェちゃんに伝えておいて。『貴女が “女神” と呼ばれるくらいで、私は心をささくれ立たせるほど、程度の低い神ではありません』 と。」


うっとりとした、恍惚の笑みのミーア。

ゾワリッ、と悪寒が走るアモスだが、表情には出さない。


「ええ。存じておりますよ。必ずや伝えましょう。」


そんなアモスには、もはや興味がない。

あるのは、目の前の箱の中身だ。


アモスは巨大な銀の扉の前で一礼し、消えた。



「……私は今の地位(・・・・)で満足する、程度の低い神ではありません。」



無数の “死” が転がる世界。

女神ミーアの声だけが響いた。






「はぁっ、はぁっ、はぁっ。」



そこは、白と黒の空間。

アロンが、死した時に訪れた “御使いの世界”


狡智神アモシュラッテの、空間。

そこでアモスは、両手を膝に当てて、背を曲げて激しく呼吸を繰り返す。


「一歩、外に出ただけで、あのレベルか。」


それは、先ほどまで相対していた女神ミーアの事だ。

小さな神殿からわずか数秒、庭園へ出ただけでミーアが作り出した世界が歪み、周囲が生と死を繰り返すほどの影響を受けるほど、無意識に、彼女の神力が漏れだした。


それに耐えられるのは、同じ “神” のみ。

しかし、神にも、“格” がある。


遥か格上の女神ミーアの神力は、アモシュラッテのそれを遥かに上回る。


だが。


「くくくくく……。」


嗤う。



「面白い事になりますよ、この世界は。」



それは、遥か格上の女神ミーアを皮肉ってなのか。

アモスは、右手を掲げ、四角い窓を浮かび上がらせた。


そこに映し出される光景。

転生した、幼児のアロン。



「そう。君次第だよ、アロン君。」



すでに、運命を変えたアロン。

その事実に悦び、自身の見込みは正しかったと再認識する。


そして。



「やはり、気付いていなかった(・・・・・・・・・)。あの方はいい加減でも、きちんと仕事をなさる方ですからね。」



謎の呟き。

その表情は、邪悪な程、歪んでいた。



「さぁ、運命を捻じ曲げよう。」



狡智神アモシュラッテは、独り嗤う。


アロンが、失った未来を取り戻すための行動。

それは、アモスが静かに狙うことに直結するのだ。


アロンは、知らぬうちに。



--女神も、知らぬうちに。

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