『生き物という複雑な機械を統括するシステム』 『007、人工知能のお話』より
+『生き物という複雑な機械を統括するシステム』
ありふれたといえばありふれた考え方で一つ。
生き物の中身。つまり、臓器とか細胞とかの動きを向上として再現したらものすごくおっきくなるというのを聞いたことがありませんか?
子供の頃に聞いたので、現代の技術でやればもっと小さくなるのかもしれませんが、酵素を使用せずに無機物質中心で組むと反応によっては設備がおっきくなるのは致し方ないところ。
ここで言おうとしているのは、
生き物の機能を工場として再現すると、ある意味では複雑な機械、と言ってもいいよね。
で、その複雑な機械について、オペレーションシステムを作ろうとしたらものすごく複雑になっちゃうよね。じゃあ、それを達成できている生き物のシステムってものすごく入り組んでるはずだよね。
なのに、ネズミで言うなら一グラムにも満たない脳みそで制御できてるんだとしたらすごくない?
という、のを前提にして。『知能』って呼ぶなら、その上に積んでるものがないと駄目じゃない?
考えたり、思ったり、想ったり、そういうのがないと、知能じゃなくなくない?
みたいな、話をしています。
どんなに、複雑な工場の制御システムでも、それだけしかできないシステムではお話になりませんわ、と。だって、会話したいんだものね。