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入学式とポーション生成

入学式の時間になったので渋々体育館に向かう。


そこには大量の新入生が座席に座っていた。

座席は地下に収納してあり、行事の時にはそれを出現させることにより座席を確保する。


で、ここから延々と校長の長話とか何やらが続いたのでカット。


で、担任の面倒臭い説教みたいなアレの時間が始まる。


「では、1年S組担任の土田先生お願いします」


座席をスッと立ち上がり、壇上に昇る。


「皆さん。入学式で今どんな思いですか?それは嬉しい。面倒臭い。眠い。様々だと思いますが、君たちは今から冒険者として一歩を踏み出すのです。で、長ったらしい話は無しにしましょう」


スゥーと息を吸い込む。


「君たちはこれから常に死の危険を感じなければなりません。ダンジョン内ではどんな事でも致命傷になる可能性があるのです。その事を念頭に置いて行動しましょう。言いたいことを極限まで簡略化するとこうなりますね」


で、最後に一言をつぎ足す。


「あ、あと先生達に戦いを挑もうなんて無謀な事はやめた方がいい。最低で1週間は動けなくなるだろう」


先生達に挑む馬鹿どもがいないとも限らないので、一応釘は刺しておく。これでもやめない奴はやめないんだが、無駄な犠牲者を出すよりはいいだろう。


「以上です」


壇上からスタスタと降りる。


にしても今回人数多すぎだろ。前年度の1.5倍くらいいるぞ。


で、この後も長話が延々と続いたのでカット。


で、やっと新入生代表からの挨拶だ。


ちょいと長かったのでカット。


概要を説明すると、冒険者学校に入れてとても光栄です。一層努力し、先生達を超えるような冒険者になっていきたいです!と言う事だ。


まぁおそらく超えれるだろうが、この学校にいるうちに超える事は無理だろう。せめて卒業後5年たってから出直してこい。


さて、入学式も終了。生徒たちはこれで一旦下校する。そのあとは自由だ。ダンジョン行くなりなんなりすればいい。


「はぁ~~ポーション作るか」


今月納品分のポーション(最低品質)がまだなのだ。まぁ作り方は薬草をミネラルウォーターに溶かして煮詰めながら魔力を込めるだけだがな。


これは錬金術の一種である。魔力による物質の性質の強化。錬金術の初歩の初歩だ。

次に物質から魔力を取り出す事が出来るようになり、その次に魔力で物質を変質させることができるようになる。


石を金にするなんてのは結構初歩の方だ。まだ存在している物質を変質させてるだけなんだからな。


一番疲れるのが未来合金を空気中から作り出したり、モンスターを生成したりすることだ。


で、俺の研究室である学校地下に降りていく。


階段は職員室に一つだけあり、俺だけの秘密基地的な扱いになっている。


秘密基地の中には半径約1㎞の大釜がある。それを使ってポーションを一括で生成するのだ。魔力は十分に余ってるから問題はない。


「よし、やるかー」


まずは筋力ドーピング薬を飲み、力を上げる。こうでもしないと中身をかき混ぜられないのだ。中身をかき混ぜないと場所によって効力が薄まったり強まったりしてしまうのだ。しかも機械でやると品質が著しく劣化するっていう面倒臭さ。


でも裏技がある。ぶっちゃけ品質が劣化するのは機械のせいではなく、機械だと魔力の通りが悪くなるので、そのせいで魔力が行き渡らないのだ。解決する手段はいくつかあるが、俺はその中で、効率よくかき混ぜる機械を手にもって使う事にした。


魔力を通りやすくする金属で機械作るのが面倒臭かっただけだがな。


超巨大なヘラのようなものを手に取る。そしてのそのヘラのボタンの一つをポチっと押す。

すると釜の底のあたりからミネラルウォーターが尋常じゃない量放出される。


そしてその上から薬草をすりつぶしたものを全力で投入する。


それを全力で魔力を込めながらかき混ぜる。


「うおおおおお!!」


巨大釜のふちの部分をヘラを持って駆け回る50歳。馬鹿っぽいけどやっていることはかなり凄い。


常時魔力を吸い取られながら全力で足を踏ん張り釜の中のポーションをかき混ぜる。


~20分後~


20分走り続けてやっと完成するのだ。これで今月分は問題ない。


ついでにこのポーションは学校に納品し、生徒に無料配布するものだ。この学校では俺のポーションが月に20本無料で支給されるのだ。


生徒に優しいが俺には優しくない学校である。

昨日テストが終わったからね。投稿するのは大事だね。

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