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テンプレに遭遇したので正常な対応をしてみた

俺は今現在テンプレ的な光景を目の当たりにしている。


「いや!離して!」


なんか美少女が男どもに囲まれてる。


おい、誰か助けろよ。


そう思いあたりを見渡しても誰もいないため、とりあえず生徒指導の先生に電話をかける。


プルルルル。プルルルル。


「はい、もしもし、生徒指導の神崎です」


生徒指導の神崎先生は年齢にあるまじき背の低さを誇る人である。

もう○○歳にもなるのに身長は140㎝程度である。ロリっ娘先生と呼ばれているらしい。


だが戦士である。バリバリ前衛で働いている。獲物はハンマー。


キレるとかなり怖いのが特徴の一つである。


「あーもしもし?土田です。ちょっと男子生徒が女子生徒をいじめていましてね。GPSで場所送りますんで止めてください。それまで足止めはしときます。録音もしっかりしますのでご安心を」

「……なんですって?まぁいいでしょう。では2分ほどで到着します」


学校からの距離約4㎞。それを二分で走破するんだから恐ろしい。俺みたいな後衛職には出来ない事だ。


とりあえず正義執行までの時間稼ぎしますか。

こういう時錬成術を持っていると楽である。


「おーい、君たち、何しているんだ?」

「あぁ?なんだおっさん」


まずはコンタクトを取りに行く。無論録音もしっかりとしている。


「いや、先生はね。そういうのは良くないと思うんだ」

「はぁ?何?偽善者ヒーローでも気取ってんの?(笑)」


ガラの悪い生徒だなぁ。神崎さんに説教だけじゃすまないかもな。かと言ってかける慈悲もないがね。次代を担う子供だからね。こういうのはここで正しておかないといけないよね。


「いやいや、そうではなくてだね。君たち、ウチの生徒でしょ?あんまりそういう事はいけないと思うんだよ。いや一般論でね?」

「はぁ……で?あんた一体何が目的なの?」


女子が話しかけてくる。え、何これ。俺がダメみたいな感じ?


「あんたもこいつらと混ざるの?」

「いやいや、先生がそんなことをしたらもうおしまいだ」


ふぅむ。そろそろ時間かな?子供たちは剣とかを召喚して戦闘態勢に入っている。

というかヤケに達観してるな。この子。


「で、君たち。これが最終警告だ。やめなさい」

「何が最終警告だ。おい、お前ら。やっちまうぞ!」


取り出した鋼の剣とかで切りかかってくる。その瞬間、剣が全て根本からへし折れる。


「やぁ……クソガキども……ぶち殺されたらい奴からかかってこい……」


ゴーレムが跡形もなく粉砕され、上空からハンマーを担いだロリが落下してくる。

やだ……かっこいい。ではなく、この人は怒ると口調が変わるタイプの人である。



ついでに俺は壁に隠れてゴーレムを操っていた。


今こいつらに話しかけたのはゴーレムである。本物と寸分違わず作ってあるからまず鑑定持ちとか以外にはばれない優れもの。こういう時に重宝する技能である。


「さて、神崎先生来たし問題ないか。さっさと職員室行かないとなぁ」


俺はぱっぱと歩いて学園へ向かう。憂鬱だ。何故なら今日から担任を勤める日だからだ。新学期の開始ともいう。


その日。どこからともなく悲鳴が路地裏に響き渡ったそうな。一体誰の悲鳴なんでしょうね(白々しい)。

こういう現場に遭遇したらまず警察とか呼びますよね。

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