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caramel プロローグ  作者: 錯覚君
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caramel襲来

雨の日ほど憂鬱な日なんて無かった。

冬になるとさらに憂鬱だ。

何しろ冬の雨は地獄だ冷たいと冷たいがダブってしまう。

そんな日の朝だった。

「今日の一時間目は音楽でしたが乃咲先生が急に会議に参加せざる負えなかったので補教だぞ」先生が今日のお知らせを言った。

さらに憂鬱だ。音楽がなくなったら今日は地獄の五教科しかないじゃないか。

五教科しかないせいでみんなの反応はやはりイマイチだった。

「えーなんで?」「まじかよ(笑)」「意味わかんない。」ブーイングの嵐だった。

「はいはい、そんなことしても今日は五教科しかないぞ」

しょうがない。諦めて補教の時間自主学習でもやりますか 。

異変はチャイムと同時に始まった。学校のそこら中が黒い霧に襲われたのだ、前が見えないと言うほど霧が濃いわけではないが、かろうじて3m程しか見えない。「何だこれ?」「これ吸っていいの?」みんなの不安がつのる。「皆大丈夫ですか?」補教に出ていた数学のハゲ頭先生が心配げにみんなの無事を確認した。一旦廊下に出た、廊下も霧が濃い

他のクラスも廊下にでてたらしい。他のクラスの人も不安がつのっていた。「困ったな・・・前が見えないから出口に向かえない」先生が心配げに言った。上の階からは1年生の泣き声が聞こえる。霧はどんどん濃くなっていく。

「先生、創琉君と慧君がいません!!」他のクラスの2人が行方不明らしい。「どうしましょう。」不安そうに周りを見渡す先生、どこへ行ったのだろう。噂ではかなりの変わり者らしい2人、まさかこのどさくさに紛れてどこかに行っているのだろうか。

遠くからどこかで聴いたような曲が流れている

不気味な音楽が流れていた。この音楽は不気味ながらもリズムがよく、明るく弾いている様に思えた

この曲はどこかで聴いたような気が・・・確か名前は春?花?名前こそ忘れたがこの曲はどこかで聴いた。なんでこんな時に?

自分も何故か眠くなってきたなんでこんな時に?


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