１７３．キリシたんのエルフ評
～エルフさん視聴者視点～
人狼、エルフ
キリシたん
炎太郎
ミソラ
リク
キョーカ
自信ニキ社長
幼女
※人狼同士は正体を知っています
「特殊アイテムが欲しい」
上位チャット：やっぱそれだよね
上位チャット：あるとないとで取れる戦術の幅が違いすぎるもんな
上位チャット：結局、前回は特殊アイテム見つからなかったし、配置確率は相当低いと思う
上位チャット：となると、
「場所が悪い」
今回の俺のゲーム開始地点は船の末端に程近い場所。一方で特殊アイテムが見つかりやすいと思われる貨物室は前方よりだった。
「縦断する」
上位チャット：大移動になるけど、行くのか
上位チャット：目撃されるだろうなぁ
上位チャット：裏目に出なけりゃいいが
◇◆◇
「ない」
上位チャット：ないですか
上位チャット：そこにないならないですね
上位チャット：探してくれない店員かな？
時間をかけて、ようやくたどり着いた貨物室だったが、中身はハズレ。特殊アイテムはひとつもなかった。
「ない」
上位チャット：この部屋もダメか
上位チャット：補修材なら出るんだけどなぁ……
上位チャット：これはもう諦めるべきでは？
上位チャット：まだ第一犠牲者を殺してないし、残り時間少ないよ
貨物室周辺の部屋を探るが、こちらも軒並みハズレ。
さて、どうするか。
「お兄ちゃんお兄ちゃん、こっちこっち」
「キョーカ」
上位チャット：物陰に呼び込むキョーカちゃん
上位チャット：いかん、えっちな配信が始まってしまうぞ！ 急げ！
上位チャット：合点承知！（録音開始）
上位チャット：早よ！（録画開始）
上位チャット：お前ら、物陰にどんだけファンタジー見てるんだｗ
「お兄ちゃん、特殊アイテム持ってる？」
「ない」
「そっか……わたしもなの」
上位チャット：え
上位チャット：いきなり特殊アイテムの話
上位チャット：ということは、もしや
「キョーカも人狼だぞ」
「うん。人狼だよ」
「がおー」
「え？」
「キョーカも」
「が、がおー」
「がおー」
上位チャット：ヒャアアア、ネタで始めた録音がお宝に化けたぜ！
上位チャット：あああああ、俺も本当に録画しときゃよかったぁああああ！
上位チャット：絶対切り抜き動画が作られるから安心しろｗ
上位チャット：ちょっぴり恥ずかしそうなキョーカちゃんがおーで助かる命があります（昇天）
上位チャット：助かれ
上位チャット：姉妹がおーありがとうございます！
「兄妹だぞ？」
上位チャット：いつもの
上位チャット：様式美
上位チャット：頑なに主張を曲げないエルフさん
「よしっ！ お兄ちゃん、わたしが第一犠牲者を噛んじゃうよ！」
「任せた」
「うん。がんばる！」
上位チャット：いつになく行動的なキョーカちゃん
上位チャット：気合入ってる
「活躍してＭＶＰ獲るよー！」
上位チャット：エルフさんにお願い聞いてもらいたいキョーカちゃん
上位チャット：うーん、可愛いのでＭＶＰ
上位チャット：不正投票が！
上位チャット：ちょっと違う
上位チャット：でも、どうするんだろう？
上位チャット：もう固められてたよね
例によって、第一犠牲者の周辺には人影があった。ニセ証言を防止するためか、前回にも増してその数は多かった。
「行きます！」
上位チャット：キョーカちゃんのおつかい
上位チャット：堂々とキリシたんの方に向かっていくぞ
上位チャット：立派になって……
上位チャット：大漁旗掲げなきゃ……
上位チャット：船乗りたち、兄目線を通り越して父目線になってない？
「キリシたんさんっ！」
「セイレーン？ ちょうどよかったわ。もうひとりくらい監視する人が欲しかったのよ」
「が、がおー！」
「えっ？」
「がおー、です」
「……人狼？」
「はいっ！」
「エルフに変な影響受けてない？」
上位チャット：心配されてるｗ
上位チャット：こんなん草生えるわ
上位チャット：笑いすぎてご飯が鼻に入った
上位チャット：最近の研究ではグレープジュースが初心者にオススメ
上位チャット：また増やそうとしてる
「エルフは賢いけど話を略すし感性が変わってるから何でもかんでも鵜呑みにしちゃダメよ？」
「わ、わたしこれでも妹ですから大丈夫ですよ」
「近しい方が不安なのよ。エルフがあれでやっていけるのは人を見る目がとんでもなく鋭いからであって、普通の人が真似しようと思ったら大変なことになるわ」
「あ、あの、そろそろ第一犠牲者を噛みに行っていいですか……？」
上位チャット：姉目線通り越して母目線になってない？
～エルフさん視聴者視点～
人狼、エルフ
キリシたん
炎太郎
ミソラ
リク
人狼、キョーカ
自信ニキ社長
幼女
