第九十七話 隙をつくということ
「ファリナ?」小声で聞いてくる、ラヴィに、
「大丈夫。私がいるからね。」といって、
ーウォーターシールドー
といって、水の盾を展開する。
「なんだ?」と、気付いた彼らは魔法が出されていることに気づき、
私がいることに気づいたようだ。
幸いラヴィがいることに気づいていないらしい。
ラヴィは完全に周りから見えないようにしている。
「どこから聞いていた?王家の間諜か?」
こんな少女が間諜なわけないでしょうが。
「魔女なのでは?」
「年を止めた魔女か、気をつけろ。」
そういって相手は的はずれなことを言っている。
年を取って年齢止めていないけどね。
どうしようかな。と思いつつ、
ーサラウンドオブザウィンドウー
相手が焦っているうちに風の魔法を使う。
この風の魔法を始めてみたようで、
「なんだこの魔法は?」
「なんだこれ」
「なんだこ、、」
だんだん声が聞こえなくなる。それはそのはず。彼らがいた周りは風に覆われている。
竜巻のように見えるが風で周りを囲んでいるだけである。
ただこの頑丈な盾を壊すような事ができる人がこの中にいるとは思えない。
それに、なかなか頑丈で風の吹いている音が大きいため、中の声が聞こえなくなっている。
変な氷の魔法を使っても、じゃまだし、殺したら私のせいになる。火の魔法を使ったら丸焦げだ。
その点この魔法は中の人は殺されない、
ー囲まれて動けなくなるだけだー
「ラヴィ、ごめんね。ここで待っていてね?」というと、
ラヴィが
「どこか行くんですか?」と聞いてきた。
「うーん、ちょっとね。行きたいところがあるからね、いい子にしててね?」というと、
ラヴィが
「無茶はしないでくださいね。」といったので、
「大丈夫、だよ。」といってそこを心配しながらも離れたのだった。




