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最強少女の生活記録  作者: 鳳花日
第二章 非日常な二年生
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第九十話 代々受け継いでいくもの

エレーナという魔女について考えていた。

彼女に会って、よく聞かなかったけど、もしかしたら、私と同じ魔法を持った人だったのではなかったのだろうか。

頑張って。といったのは、それは自分と同じ境遇を持っているから?

もうちょっと詳しく聞けばよかった。

長く生き続けている理由も、聞いとけばよかったと思うのも今更だ。

それだったら、私のこともああいっているのもわかる。

彼女に会って、あの国立図書館にある摩訶不思議な本を思い出した。

もしかして、彼女が私以外にあの本を読めた人なんだったら?

頭をフル回転させるが、なにか忘れている気がして思い出せない。

「国立図書館に、行ってみるか。」

私はそう思って、走って学校とは違う方向に足を踏み出した。


前にあったのと同じところにその本はあった。

人はまばらであまりいない。

本棚のかげにかくれて、その本をめくる。前見たページはそのままだった。

他のページもめくっていく。

その本の最後にはページ全体に書かれた場所があった。

前見たときには気づかなかったところだ。

よく見ると、真ん中が破れている。ちゃんと読んでいないと見ないページだ。

そこにはたくさんの魔法使いが寄せ書きのように書いていた。

今までの私と同じ境遇の魔法使いの方たちが。

こんなにたくさんいたのか。

こうやってなんとかして自分の未来の魔法使いに託していたのか。

ということは、私に教えてくれた人は、その一人なのではないのだろうか。

上から順に名前をなぞっていく。

そこにはさっきまで話していたエレーナさんの文字もあった。

行きづらく感じて、この本にたどり着いたこと。

まだ、生きようと思えたこと。

後世の魔法使いに伝えたいこと。

彼女が言っていた、今期の魔法使いが私だとわかったのも納得だ。

最後に書いた人は、名前を書いてなかった。

だが、昔あった彼女であることだけはわかった。

彼女が言っていた過去そのままだったから。

どの魔法使いを見ても、彼女たちがいることによって、

反乱が起きたり、貴族間のドロドロに巻き込まれたり。

この世の平穏のためにも、私は隠さなければならない。

先に知ったものとしての使命のような気がした。

その本を閉じた。

まだ、そのような時期ではない。

私はまだ、彼女たちのように自分の過去をかけるような人ではない。

いつか、いや、いつまでもここに書かないような平穏な時を過ごせますように。

そう願って私は本を閉じた。



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