第九話 嫌な予感
短いです。すみません。
数日が過ぎた頃、ローズマリーと一緒に登校すると、クラスがざわついていた。
以前先生が言っていた魔法の森にいくチームが決まったから張り出してあるらしい。
みんなあの高位貴族と同じだった。仲良くなれるかな。とか言って盛り上がっている。私達も見に行こうと、掲示板に行くと案の定生徒が集まっており、一番下のクラスである私達が見れる状態では到底なかった。
10分ぐらい後にやっと前があいて見ることができた。学年だけでも150人ぐらいの生徒がいるため自分の名前を見つけるのも難しい。一番上から見ていると15チーム目に自分の名前を発見した。
ローズマリーも一緒である。他のメンバーを見るとSクラスからは
ヴィルヘルム・アーノイド
アレス・セルティア
Aクラス
ジュナン・アントーレ
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ちょっとまって。アーノイドってこの国の皇帝の家系じゃない?ってか皇太子さま?!
他の二人も公爵家の嫡男なんですけど?!真横にいるローズマリーもびっくりしている。そりゃそうだ。この国のお偉い様が集まってるのだもん。
クラスでも中のいいメンバーで構成すると入っていたけれど、、、。こんな事あるのかと絶句してしまった。皇太子さまなんか絶対会いたくない人トップテン入りしてるぐらいなのに。目をつけられるのはゴメンだ。嫌な予感がしてきた。
教室に帰ると案の定クラスメートが近寄ってきた。みんな
「すごいね!」「頑張ってね!」「運いいね」「チャンスだよ!」とか概ねみんな歓迎ムードだった。いや全然嬉しくないんですけど。逆にみんなに変わってほしいぐらいだ。
ローズマリーもあまり嬉しくないらしく、顔がひきつっている。
クラスに居づらくなり、教室から逃げるようにトイレで授業が始まるまで待っていたのだった。