第八十五話 第三関門①
気がつくと、私はまた違う場所に降り立っていた。
というか、優しく降ろされるのではなく、尻餅をついてしまった。
「イタタタ。ステファニーちゃん?」私がいうが、何も声が聞こえない。
なんとか立ち上がってみると、ここはどこ?
さっきとは違う場所に降り立っていた。
どこかの浜辺。海沿いのようで、海岸線が長く続いている。
多分さっきの精霊は何かしら知っていてここに飛ばした?色々聞きたかったが、それよりもびっくりしたこと。
ステファニーちゃんがいない。
「ステファニーちゃん、どこ〜!」と私が言うが、周りにはただ広い平原が広がっているだけだった。
「これ、どこ?」
そう思っていると、声が頭の中から聞こえてきた。
”よく、ここまでたどり着きましたね。第三の関門は相手と会うことです。
すぐに会えればいいんですけどね、もちろん最後の関門なので、簡単ではないですよ。ふふふ。”
そういうと、声が聞こえなくなった。
この感じ、ステファニーちゃんを探さなければいけないようだ。
なにか奥で光っているものが見えたので、そこに行ってみることにした。
そこには、ナイフが落ちている。
普通のただのナイフである。なんで?と思いながらそれをとった。
森が目の前にあり、どうしようかと思ったが、行く場所がないため、その森に入っていくことになった。
「ピピピッ。」
「ガサガサ」
色々な音が鳴り響く森のなかは不気味だ。
こんなところに飛ばす学校も学校である。
貴族もいるのにいいのかよ?!と思ってしまった。
すると、そこに布切れが落ちているのを見つけた。
普通なら怪しいと思って取らないのが普通なのだが、普通の平民である彼女は何も考えずにそれを取る。
その布切れは破れており、端っこには、、、、。
「血、、、、、?」
ポツポツと赤いものがたれている。
それも彼女がそれを指でなぞると、その赤いものは彼女の指にひっついた。
彼女は警戒し、周りを見渡す。
この感じ、怪我をした人がこの辺にいるはずだ。
同じように飛ばされた人が。
彼女は即座に判断し、周りに血がたれているところを発見し、その血を辿っていった。




