第八十四話 第二関門④
「これでいいですか?」
そういうと、まだおじいさんは笑って
「おう。早かったのう。もうちょっと時間かかると思っていたんじゃが。」といった。
やっぱり愉快犯だ。
「で、情報は渡してくれますよね?」といってステファニーちゃんと彼ににらみながら言うと、
「ほら、いるだろう?そこに。」といった。
私達の方を指したので、このじいちゃん頭が壊れたかと思って振り向くと、
いる。なにかいる。
すると、「俺の仕事は終わりだのう。あとはよろしく頼んだぞ。」といって消え去った。
本当にめんどくさいことをするやつだ。
後ろにいた。何かが。ただ、今までのやつとは違う。
子供のような形をしている。
ステファニーちゃんが「かわいい。」といった。
そしてナデナデしようとすると、
「お姉ちゃんたちが、汚れた自然を再生したの?」という。
「そうだよ。」というと、
「ふん。まあいいや。汚したのは嫌いだけど。」という。
生意気なやつだ。
ステファニーちゃんが「この子、性別はどうなんでしょう?」というと、
その子は「僕等に性別という概念はないよ。見た目は自由に変えられるし、このような見た目でも僕は何万年も生きている。」という。
ステファニーちゃんが「すごい!」といって目を輝かせていた。
私はこいつと話すのがめんどくさかったので、
「このあたりの土の精霊さん?」と聞くと、
精霊は「そうだよ。俺は自然を荒らしている奴らに文句を言おうと思ったんだ。
お前ら以外にもいるだろ。俺の自然を荒らすのは許せないから。まあ、お前らは許してやる。直したから。今度やったら承知しないよ。」といった。
私達以外ということは、他の生徒達だろうな。
「すみません。えーっと。ごめんなさい。」と私が言う。ただし、心はこもっていないが。
怒られるかと思ったが、
「ふん。まあ、聞いていたことだしな。送り届けてやる。」
「え?」
「次のところにな。」
そういうと、彼がふんというのを聞くと周りが白くなり、何処かにまた飛ばされてしまった。




