第八十二話 第二関門②
「精霊っていうのはね、色々なものに付いているの。守り神みたいなものよ。
そのものがあれば、大体のものに精霊がいる。ただ、長生き、まあ、長くその物がある場合は、どんどん強くなっていくの。」
彼女は精霊の生い立ちを説明しだした。
「妖精は?」
ステファニーちゃんが言うと、彼女は笑って、
「そうね。妖精と精霊の違いわね、例えば、精霊はさっき言った通り、そのものにつく。ただ、妖精はその精霊たちの使い魔みたいなものよ、正しくは違うけどえっとね、、、。」
「仲介人みたいなものですか?」
「そうね!その力を人にうまく受け取らせることができるような妖精が、大妖精と言われるもので、、、、、。古代から私達と繋がっているの。」
ステファニーちゃんは、それを聞いて、
「じゃあ、精霊さんたちは、私達と間接的に繋がっているということですか?」というと、
彼女は「ええ。」といって微笑んだ。
そのあと、彼女と一緒に話していたが、ステファニーちゃんが、本当に来た理由を思い出して、
「あの、実は、四属性全部の精霊を探すというクエストで、、、、。」というと、
彼女は、「そうだったの。1つ目よね?ここの近くは。火はわかるわ。」といった。
「なぜ、火だけはわかるのですか?」ときくと、
ステファニーちゃんに彼女は「火と水は正反対のものだからね。わかるのよ。たぶん、この右の方を抜けた方になにかあると思うわ。何かあったらまた来てね。」といって送り出してくれた。
「先輩、どこでしょうね?」
「このへんって言ってもわからないなあ。」
二人でさっきの少女が指したほうに行くが、分からなく何分かまわる。
「私が魔法打ってもいいですか?」
「え?」
急にステファニーちゃんがそう言いながら魔法の用意をする。
「あら、魔法が近くで見えたような、、、、、。」
「あら、可愛い女の子が二人いるわね。」
さっきとは違う、ちょっと大人びた女性の声がする。
振り向くと、さっきとは違う雰囲気を身にまとった、でも、さっきの人と一緒で幽霊というか、足がない女性がいた。
「えーっと、、、、。」
「こんにちは。あら、かわいいわねえ。なんのようかしら?」
「えーっと。」と私が言うと、
ステファニーちゃんが彼女に、「私達は四属性の精霊を探しに来て、、、、。」というと、
彼女はちょっとむくれた顔をして、
「なんだ、私に会いに来てくれたわけじゃないの?」といって私達を包むようにする。
実体化はないはずなのに人の暖かさみたいなのがあって、火の属性なのがちゃんと伝わってきた。
私のキョトンとした顔を見たからか、彼女は「かわいいわねえ。」といいながら、私とステファニーちゃんの頭をナデナデする。
彼女はそれからも無言で私達の頭を撫でた。
ステファニーちゃんは火の属性だからか気持ちよさそうにしている。
「すみません首が閉まりそうです。」というと、
彼女は「ごめんね。可愛くてつい。」といった。
やっと逃げれたので、彼女に他の属性の精霊がいるところを聞こうとすると、
「ええ〜。私ともっと仲良くしてくれないの?」といって悲しそうな顔をする。
ステファニーちゃんがそれで罪悪感を浮かべた顔になると
「そんなに気にしなくていいのよ。でも、忘れないでいてね?」と言いながら、
「なんの属性かしら?」という。
可愛らしいお姉さんだ。
ここは甘えさせてもらおう。
「風と土ですね」というと、
彼女は、「水はあったの?酷い、最初に来てほしかったのに、、、、。」と言われて、
ステファニーちゃんが「すみません。泉にいけっていう通達だったので、」というと、
彼女は「しょうがないし、わかりにくいのはわかるけど、水に負けたっていうのが悔しいの。」と言いながら、
「そうね。絶対みんなの近くにあるものを教えてあげる。少し強いところ。あなたなら、わかるはずよ。」と言いながら、私を指していった。
「あなたなら。本当のあなたなら。」というと、彼女は笑って消えていった。




