第七十七話 ステファニーとの話
ステファニーちゃんに寮であった。
開口一番聞かれたのが、やはり行事。
「先輩!行事の件、知ってますか?」
「学園主催のやつだよね?」
「練習してないんですけど〜。」
言われるとは思ったけど、練習と言ってもなあ。と頭を抱えた。
今から練習しても意味ない気がするのよね。運要素があるって言うし。
「私もやってない。よかったらプラスに成るだけぐらいなようだし、多少運要素があるようだしね。」
「運要素ですか?」
「だって魔法や頭脳系で攻めたらある程度上位がわかるじゃない。」
「なるほど。」
わかったようだ。流石頭はいいだけある。
そういえば、その前に聞いとかなければならなかったことがあるんだった。
「属性そういえば聞いてなかったね。何属性?」
「先輩は?」
「一応、風。」
「私、火です。」
「火かあ。威力大きいよね。」
「そうですね。」
「魔法はそこまで得意なわけじゃないんだよね?」
「あ、そうですね。平民では平凡ぐらいの魔法量かな?」
見た感じ、そうだなあと思った。平民では平凡より少し上ぐらいか。
話の内容は学校の話に。
「学校はどう?」
「楽しいですね。それなりに勉強して入ってきた子が多いので。みんなそれなりに賢くて。
その、地元ではちょっと浮いてましたので。この学校入ってよかったなって。先輩は、どうですか?」
ステファニーちゃんは目をキラキラさせていて。本当に楽しいようだ。本当に来たくて頑張ったって感じがする。それに対して私は、、、、。
「そうだなあ。友だちもできて楽しいよ?でも、地元でもメリットはあった気がするなあ」
と少し言ってしまうと、ステファニーちゃんが乗り出して、
「そうなんですか?」と聞いてくる。
これは隠せないなと思ったので、
「その、親が、入れたの。私は普通に地元の学校で良かったんだけど、頭も良かったし、まあ、魔法が使えたからね。他の人よりは。私、特待生とかじゃないから、お金が免除されないから、なんで本当に入れたんだろうね。」
「、、、、、、、、。びっくりしました。先輩楽しんでそうだから。」
「楽しんでる?」
「はい。そうは見えなかったので。学校来たくて来たんだと。」
「うーん。勉強はしたかったよ?本とか読むの好きだったから。でも、魔法は別に良かったかな。この学校は魔法学校みたいなもんだし。やっぱり序列は大きいし。クラス別でバカにする子もいるし。」
「そうですね。確かに。」
うなずきながら考え込む、ステファニーちゃん。かわいいなあ。
「まあ、さっきの話に補足すると、一応王立だから、安いんだけど、それでも地方からの遠征で、金が飛んでいくでしょ。それと魔法をしたくなかったのと。勉強やりたかったのを考えても、どう考えてもイコールにならないからね、本当に。まあ、地元で魔法を使える人がもっと増えるようにって打算はあったかもしれないけど。もっとこっちで本格的にバイトでもしようかな。お金にならないし。」
ステファニーちゃんは話しやすいので、口が滑ってバイトのことを話してしまった。
いや、今はしてない。いや、ラヴィのことはどういう立ち位置なのかちょっと怪しい。
ステファニーは首を傾げて、
「地方で、魔法を使える人って重宝されますよね。」と言ってきた。
それが普通の意見だろうなあ。
「元々魔法系の仕事につくつもりはなかったし。」
「でも、使えれば、何かしら得にはなるんじゃないですか?まあ、私も魔法を使いたくて入学したわけではないので、なんとも言えないですけど。」
「まあ有利になるし、箔がつくよね。それはそうなんだけど、危ないものでもあるからね。危険と隣り合わせ。話戻るけど、今回のも、あんまりなあ。練習しても意味ないような気が。」
「今回のって、ああ、学園主催のやつ。それはそうかも知れませんね。言えてますね。」
元の話になんとか戻した。一苦労。
「運要素なんか運だし、魔法要素は練習してもって感じだしね。」
「言われてみればそうですね。先輩、面白いですね。」
「そうかなあ。面白いも何も。もう数日しかないからね。それに、ステファニーちゃんと属性違うからあまり教えてあげられることがないんだよね。(使えるけど)」
「それはそうですね。本番はじゃあ楽しみましょう!」
最後はお互い笑顔で別れた。




