表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強少女の生活記録  作者: 鳳花日
第二章 非日常な二年生
78/99

第七十六話 知らないほうがいいこと

「そういえば、ファリナって勉強どうしてる?」

「え?」

「いやあ。成績が下がってきていて。」

「みんなに教えてもらったら?」

「なんかいや。だってライバルって感じだから。」

「そんなもん?」

「そんなもん。」

「でもなあ。リットと一緒にいるのバレたらなあ。」

「そうだよね。」

「というか、何の教科?」

「いや、いろいろ。数学とかはね。」

「ああ、リットはどちらかというと数学苦手だもんね。」

「うん。ファリナは得意でしょ?家で計算とかしていたから。」

「といってもその前に教える教えない以前の問題に、リットの問題はてさてBクラスの端くれの私に溶けるかどうか、、、、。」

「ファリナは大丈夫だよ〜。多分。というか、そうだなあ。じゃあ、私に教えてくれたら、あることやってあげる!」

「なに?」

「それはねえ、、、、。」







***


「それはいいよ。」

私の親友はそういった。

親切心で言ったつもりだった。

それに、昔からの友達でいっぱい迷惑をかけているファリナへの。

でも、ファリナはその誘いに乗ってこなかった。


妹大好きなファリナが断るわけがないと思っていた。

ソフィアちゃんのためにもいいんじゃない?

ファリナだって、安心でしょ?

人生が安定するに決まってるルートに入るということなのだから。

でも、ファリナはよしとしなかった。

妹が頑張るなら頑張ったらいい。

そんなことしても、あの子が困るだけだ。

いくら平民が貴族社会に組み込まれようとしていても。

随分、最悪な想定を考えている我が親友に、


「なんで、そんな悪いこと考えるの。そんなことおきないって!」


と言ったら、親友は、


「そんなこともないよ。私は知っているから。そんな事が起きた人を。」


と言った。


「そんな人知らないし、聞いたこともない!言い伝えだよ。」


私が笑い飛ばすと、我が親友は


「そんな事が起きる、世の中なの。知らないほうがいいこともあるよ。

リットは聞かなかったことにして。

人生ってむずかしいもので、大変なものだから。妹の人生はあの子が決める。

私達が不用意に手を出すものじゃない。見守るしかできないものなのよ。引いたレールの上を歩くようなことをあの子が好きだとは思えないから。」


そういった。ファリナの言う事も一理あるけど、でも、歯がゆくないの?

それに、私が知らないほうがいいことってなに?ファリナが知っていて私が知らないこと?

そんなのあるの?


ファリナは苦し紛れのような笑い方をしていて、深く聞けなかった。




裏話

一応、補足。

リットちゃんはファリナが強いのは知っていますが、どこまで強いのか。

そして、ファリナが魔法を隠すきっかけになった頃はまだ、ファリナと出会ってはいませんでした。

そのことはファリナしか知らない=家族すらも知らない秘密なわけです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ