第六十四話 市場での出来事②
正確には、市場ではありません。前回の続き。
面白いものないかなと思い、近くの店で買うついでに話を聞いてみると、
少し特殊なものがおいてある商店があるという。
親友と一緒にそのみせにいくことにした。
市場からは離れたところにある、こじんまりとした商店。
その店に入ると、色々な雑貨がおいてあった。
手作りと思われるものから、きちんと普段遣いできそうなものまでおいてある。
「こじんまりとした、田舎の商店って感じだな。」とぼそっと言う俺の親友に、
「まあまあ、そうだろ。」というと、
店の店員とも思われるひとが、
「なにかお困りですか?」と話しかけてきた。
ニコニコとした、俺らより少し年下に見える、少女。
「ココの店員さんですか?」というと、
「はい!ココの商店は親が経営しているんです!」といった彼女の瞳はキラキラ輝いている。
親のことを尊敬しているのだろう。
「年下の兄弟にお土産としてなにか上げたいのですが、なにかいいものはありますか?」と聞くと、
彼女はうーんとうなったあと、
「そうですね。その身なり的に王都近くから来ましたか?ってことは、何でも揃っていますよね。
うちだけでしか売っていない製品ですか?うーん、魔力玉ですかね?」
初めて聞く、商品名だ。
それは俺だけではなかったらしく、
「どういうものなんだ?」と親友が聞いた。
彼女は、
「名前の通り、魔力が備わっている魔力玉で、何かあったとき、その魔力玉がその持ち主を守ってくれるんですよ!魔力が少ない人だけでなく、願掛けとしてつける方もいらっしゃいますね。持っている本人に応じて、色が変わるので、お土産として買われる方もいらっしゃいますね。」といった。
「現物を見せてもらえるか?」とおれが聞くと、
彼女は「これですね。」といって彼女が持っていたのを見せてくれた。きれいな水色だ。
彼女は「すごい方ですと、虹色に輝く方もいらっしゃるんですよ!」と言った。
「虹色?」確かにレアそうではある。
「虹色見たことあるんですけど、本当にきれいなんですよ〜。それから見たことなくて。」という、彼女。興奮気味の彼女の話にちょっと、ん?と思った。
俺が試しに持ってみると、赤色に変わるということは、これは魔力の色な気がする。
元に俺の親友は白色に光っている。
彼女がみた虹色というのは、全属性を持っているひとということではないか?
逆に言うと、このような小さい少女が見たことがあるというのだから、この街に少なくともその稀有な才能を持つひとは来たことになる。




