第六十三話 市場での出来事①
帰る前日。
なんとか目処はたちホッとはしたが、家にいる兄弟になにか買っていかないといけないことに気づいた。
リットに、この街の特産品はあるか?と聞くと、
「え?特産品、、、、。他の街にありそうなものしかないですね。」と頼りにもならない答えが帰ってきた。
「市場に、行けばあるかもしれないですけどね。」と彼女が呟いたのを聞いて俺はそこにいくことにした。
のこりのふたりをさそったが、
片方は本に熱中しており、俺の声が聞こえていないのか、無視状態。
ということで、っもう一人と行くことになった。
「久しぶりに自分が行きたくて外出する。楽しみだな。」と俺の友はいった。
近くにある市場に行くと、たしかに賑わってはいた。
沢山の人がいるが、日常品をうっている店しかない。
遠くを騎士が歩いているのが見える。俺らが派遣した人たちが見回りをしているのだろう。
それを見た他の人達が
「良かったね。」
「これで安心して暮らせる」と言っているのを見て、派遣してよかったと思った。
その市場の途中にある、店のところで売り子と女の子、、、。(俺らと同じぐらいの年齢)が話しているのが聞こえる。
売り子のひとが少女に
「結界を魔法使いの人が張ってくれたってきいたのよ見に行く?」と誘っている。
そんなニッチな趣味があるのか、、、。と思った。
売り子のひとはどう見ても若いしスタイルがいい。冒険者なのかなと思ったが、このひとがそんなわけないだろ。何者なんだと思ったがそれより、
絶対少女、見に行かないだろ。
と思った。
だが、そのふたり組はその俺の思考を大幅に上回っているみたいだ。
少女の方は目を輝かせながら
「見にいけるんですか?」といったのだ。
そんなところに立ち止まっているのも気味が悪いので先に行った友を追いかけると、
友は
「そんなにあの女性が好きなのか?」と聞いてきた。
「おまえ、あの二人の話聞いていたのか!あれ、結界見に行くって言ってるぞ!」というと、
「特殊な趣味だな、、、、。少女の方、見たことがある気がするがきのせいか?」と聞いてきた。
少女というと、若い方のことだろうが、、、。
「見たことないぞ?」というと、
彼は「どこかで見た気がする、、、。どこだ。考えろ」とブツブツこぼしていたが、すぐ話は普通の話に戻っていった。




