第六十一話 仲良し姉妹
昨日出すつもりだったのですが、忘れていました!
新作を書き始めたので、これから不定期になる可能性があります。ご了承ください。
「お姉ちゃん、何しているの?」
妹が部屋に入ってきた。
何しているのと言われても、本を持っているだけだ。
持っている本を掲げる。
「何その本?」
「学校で借りてきた。」
「いいなあ〜。」
妹は私が持っている本を少しペラペラめくり始めた。
「難しそうな本。お姉ちゃん何調べたいの?」と私に聞く、我が妹。
「ちょっとね。魔法についてもっと調べたくて。」
「お姉ちゃんがもう魔法を必要しなくて良くなるんだよ?そこまで調べなくても良いのに。」
妹は知っている。私が魔法を使いたくて使い始めたわけではないこと。
魔法は便利だ。それでも、強かったら強かったで迫害される可能性がある。
でも、必要だったから使い始めた。
街を助けるには少しでも魔法の力が必要だったから。
妹が起きて聞いたことには、領主のところに男性三人組がやってきて、冒険者ギルドに今の状態を聞きに来たそうだ。
もう、この街のことも王都のひとも知っているということ。
王都のひとが動こうとしてくれているということだ。
「まあ、弟子がいるからね。」
妹に言うと、妹は首を傾げた。あれ?行っていなかったっけ?
「王都で助けた少女に弟子に志願されちゃったの。教えているから、師匠である私だって、
できるだけは教えてあげようと思うのが普通でしょ?」
そう、妹にいうと、妹がびっくりしたようで、
「え?お姉ちゃんついにイマジナリー弟子ができた?」と聞かれた。
失礼な妹だな。
「本当にいるよ。水魔法が使える少女。ラヴィっていうんだ。」
「え?本当に?」
「本当。多分貴族。」
「えええええええええ。なんでそうなったわけ?」
「しょうがなかったのよ。多分家庭で冷遇されているようでね、一人森の中で少ない侍女とともに、暮らしているのよ。あなたと同じぐらいの年。」
「あああ、、、。なるほど。困っている少女を見て見て見ぬふりができなかったと。」
「そう。殺されそうになっているところを助けてそのようなことを聞いたら、見て見ぬふりはできなくってね。」
「情が湧いたと。」
「そういうこと。あなたが王都に来たら紹介するわよ。」
「へえ。楽しみにしとく。」




