第五十五話 実家に帰る
「ただいま〜。」というと、
「お姉ちゃん?!」と言って女の子が出てくる。
私の妹、ソフィア。
母親は店で留守番しているというので、言った。
うちの商店はこじんまりしている。それはそう。
だが、今までと品揃えが変わっているのがわかる、
「ファリナ?帰ってきていたの?」と言われたので、
「あ〜。うん。」というと、
「店番してくれる?ちょっと買い物に行きたくって、、、、。」
「いいよ。」といって座る。
ここで本を読むのが好きなので、昔に戻ったみたいで良かった。
やっぱり地元がいいかなあって思ってしまう。
本を読んでいると、母が帰ってきて、店を閉めたのだった。
夕飯は私の好きなドリアで嬉しかった。
父親が私が帰ってきて号泣したのは見なかったことにする。
過保護すぎだろ。
母親が
「どう、王都は。貴族様とも合う機会あるんでしょ?」と言われたので、
「仲いい子が貴族。まあ、男爵令嬢だけど。」というと、
「あら。ソウだったの。」と言われた。
「でも、伯爵以上はうちのクラスにはいない。」というと、
ソフィアが、
「へえ、やっぱりそんなもんなんだ。」という。
「玉の輿とか狙って無いしべつにいいけどねえ。」というと、
「ははは。お姉ちゃんブレないね。」
「そんなん狙って意味あるの?って感じ。」
「ファリナ、そんなんじゃ、結婚できないわよ。」って言われた。
「商人になって街で小さな小物雑貨店でも営むわよ。」
と言っていると、
母が
「ああ、、、、。うちの子はどうしよう、、、、。」と言ったのは解せぬ。
「そういえば姉さん。」と妹がごはん食べたあとに言った。
「例の話聞いてる?」
「例の話?」
「そう、魔物がまた出没してきたって。」
「ああ、、、、。なんでなんでしょうね?」
「知らないけど、うちの街だけっぽいからなあ。」
「はあ。」
「で、貴族が見に来るんじゃないかって噂が、、、、。」
「良かったじゃん。街の人が犠牲がなくなるよ。」
「本当にね。」
「あれ、リットから手紙が来てるの?」
「そう。昨日そくたつで来た。」
「うわあ。日にち設定されているし。」
「いってらっしゃい。」
「はあ。バックレるわけには行かないわよね。いってきます。」




