第四十話 ラヴィの家へ
馬車に乗ること三十分。
森の中にある、ラヴィの家に到着した。
森の中ではあるが、しっかりとした洒落た作りで、彼女が貴族であることを感じさせる。
庭にはハーブが植わっていて、花が咲き乱れている。
私の地元にはこんな家はリットの家ぐらいしかなかった。
でも規模はこちらのほうが大きい気がする。
「すごいですね。」というと、
ラヴィに
「びっくりしないのね」と言われた。
「なんのことですか?」と聞くと、
ラヴィは
「いや、森の中にあるということ。」と言われて、
「避暑地のようなので別荘のようなものでは?」というと、
ラヴィは
「ええ。私の本当の実家はいづらいからここで暮らしているの。
さあ、入って。」と言われた。
居づらい。ってなると、本妻の子供ではないのかな、、、。
貴族には妾が多いと聞いたことがある。
貴族は、ドロドロしているなあと感じさせられた。
てなれば、もしかしたらあの刺客も、、、。
中は広い玄関で、やはり、彼女が貴族なのが感じられた。
それに、人の気配が殆ど無い。
すると、玄関に、女性が入ってきた。
私より十歳ぐらい年上そうな女性だ。
ラヴィは彼女に、
「ノエル、彼女は私の恩人のファリ。」と紹介した。
すると、彼女は私を見て、
「お嬢様を助けていただき、本当にありがとうございました。」と頭を下げた。
私がそんなことをされる身分ではないので、
「いえ、無我夢中で助けただけですから。」というと、
彼女は私を見て微笑み、
「本当に善意でお嬢様をお助けされた方って言うのが半信半疑だったのですが、
本当のようで安心したのです。ようこそお越しくださいました。では、こちらへ。」
と案内された。




