第三十話 私の懸念
帰って、寮の自分の部屋に入ると、ローズマリーが
「どうだった?」と聞いてきた。
「最悪だった、、、。」というと
「え?正体バレたの?」と言われた。
「ローズマリーの変装は完璧だった。」というと
彼女はなぜ?と思ったのか首を傾げる。
「リットが、、、。リーズレットが、、、。」というと、
「リーズレットってえ!ちょっとまってすごい人じゃん!」と言われた。
「それで何があったの、、、。」と聞かれたので、
「王族に会った、、。」というと
ローズマリーは真っ青になり、
「え?バレなかったのね、、、。」と言われた。
私はうなずいて
「気づいている様子はなかったからCクラスの私であることには気づいていないはず、、、。
あまり、話してないしね。
問題は、、、。」
「第二王子殿下にあったこと、、、。」
「そういうこと。」というと彼女も意味がわかったらしい。
そう。第二王子殿下はなんの魔法が使われるか明かされていないのだ。
もしかしたら真の姿が見ることができるかもしれないと思った。
まあ、魔法は抑えているので、魔力を見ることはほとんど不可能と思ってもいいが、、、。
怪しまれているかもしれないのだ。
「皇太子殿下に要注意人物だと思われていても困るわね。」
と言われた。そういうこと。
「夏休み帰らないほうがいいかしら、、、。」というと、
ローズマリーが
「うそ!地元で鉢合わせするのかもしれないの?」と聞かれた。
私がこくこくとうなずくと、
彼女もこちらの状態を理解したようで、
「確かに地元であうのがほぼ確定なら帰らないほうがいいかもね、、、。」
と言われた。
リットが皇太子から聞かれて第二王子の耳に入ると、あまり知られたくない情報が知られる可能性がある。
リットには無駄なこと言うな!と言っているが、あの子が口を滑らせない保証がない。
一番イヤなのは私の家系が少し特殊であることと、
私の本当の正体がバレることだ。
私達の平凡な人生がかかっている。
気を引き締めて行かないといけないと思った。




