第二十九話 皇太子殿下とのお喋り
正体に気づかなかったらしく、
「そうか。よろしくな。」と言われただけだった。セーフ。
その後、リットについて質問されたので
「優しくて領民に慕われている令嬢ですよ。」といっておいた。あながち間違っていない。
まあ表の化けの皮が剥がれると結構狩りに行ったりしてるから、、、。
「何処で出会ったのだ?」と聞かれたので
「商品を届けているときに、、、。」というと
「ああ。」と納得したようだった。
実は違って初めてあったのは魔獣に殺されそうになっているのを助けたときだが。
するとリットが笑って
「確かに仲良くなったのはその時ですけど、、、。初めてあったのは小さい頃私が魔獣に殺されそうになっているところをファリナが助けてくれたときですよ。」
と丁寧に暴露してくれたおかげで針のむしろになってしまった。
皇太子殿下が
「魔獣から人を助けるなんてすごいね。何歳のときなの?」と聞かれた。
リットはニヤッと笑って
「6歳頃だったかしら?」と行った。これは確信犯だよ。これ。
皇太子殿下はびっくりして
「6歳で魔獣討伐できたのかい?」といった。
私が
「地元ではよく魔獣が出るので、、、。それに六歳ではないですよ。八歳の時ですし。それにゴブリンだったはずですが。討伐できないと生きていけなかったので母に教えてもらいました。」というと、
「すごいじゃないか。だが魔法が使えるのなら家の学園に来てもおかしくはない。だが君みたいな子は学校で見たことないよ?」と言われたので
「独学なので。それにゴブリンでしたよ?私はもともと魔力がそんなに多くないので、、、。普通の家庭に生まれたまあまあの魔力持ちってだけですから。」というと
「まあ確かにそこまで多そうには見えないが、、、。地方にはそんなところもあるのか。生きるだけで必死なんだな。もっと地方の平民をもっと知らなければならないな。」と言われた。なんとかなりそうだ。
「名はファリナといったな。覚えておこう」と言われた。
覚えてなくてもいいですから、、、。と思ったがここは身をわきまえて
「ありがとうございます」といい、用事があると言って店を出たのだった。




