第三話 同部屋の少女
次の日見に行くとやはりcクラスだった。かなり落ち込んでいる人もいるが、私は心の中で嬉しい気持ちでいっぱいだった。これからの学校生活は平凡に送れそうだ。
寮にいくとcクラスは二人で一部屋使う。親切な人だったらいいな。とウキウキ気分で寮に向かう。部屋を開けると女の子がいた. ピンク色のきれいな髪をはためかせた、可愛らしい少女である。
その子がわたしにきずき会釈をしてくれた。うわ、めちゃくちゃかわいい!と思ったするとその子が私に、
「こんにちは。よろしくお願いします。一年間同じ部屋で緊張しています。
あっ、名前はローズマリー・シュクランです。男爵家の娘です」
と自己紹介してくれた。
私も
「こんにちは。ファリナです。平民で実家は商人なの。よろしくお願いします。
シュクラン家だと北の男爵家だよね。よろしくね、シュクランさん。
というとローズマリーさんが
「あっ、ローズマリーって呼び捨てで呼んで。敬語も使わずタメ口で!」と言ってくれた
私は
「じゃあよろしくね、ローズマリー!」
「よろしくお願いしますね、ファリナ!」
と呼び捨てで呼んで微笑んだ。
楽しい暮らしができそうだ。
その夜、自分たちの地元や、趣味について語り合った。
ローズマリーは思ったよりアクティブで乗馬ができるそうだ。二人で楽しく話していたためすぐに夜が明けていった。