第二十八話 第二王子殿下とお喋り
急にざわざわと音が周りで聞こえた。
後ろを振り向くと、男の子が二人いる。
あれ誰だっけ?と思うとリットが
「やっぱり来たわよ。皇太子殿下と殿下の弟様よ!」と言った。
リットはしっていたようだ。先程リットが言った意味がわかった。
変装していると言っても、皇太子殿下には会ったことある。
変装していることがバレてもまずい。わかるような魔法を持っている可能性がある。
リットは知り合いだからこっちに会いに来る可能性が高い。
王族にこんなところで鉢合わせするのはゴメンだ。
トイレに行こうとすると、皇太子殿下がもう目の前に来ていて、
彼が「リットじゃないか。お隣の方は知り合いかな?」とリットに話しかけている。
ここで逃げたらもっと怪しまれる。
逃げられない、どうしようか。
仕方なく話をすることにする。すると彼が爆弾発言を投下した。
「横に座っていい?と」
私の隣には殿下の弟のほうが座った。
彼とは初対面だ。どうしようかと思っていると、
「あ、緊張させてすみません。兄が困らせるようなことしてしまって。
私はラインハルトです。」
と話しかけられてしまった。
仕方なく
「こ、こんにちは。第二王子殿下。私はファリナです。すみません。田舎者でして、、、。あ、
リーズレット様と田舎で仲良くさせてもらっています。」という。めちゃくちゃ噛んじゃった。
彼は笑って
「気にしないでいいですよ。俺のほうが年下ですよね。ラインハルトでいいですよ。」
という。
いや内心無理だろ。確か年齢は2つ下と聞いたことがある。妹と同い年のはずだが、大人びて見えるし、、、。
と思いながら、
「じゃあラインハルト様で。」というと
「しょうがないですね。」といわれた。
茶目っ気に言うところが、可愛らしい。ちょっと小悪魔な気がしたが、、、、。
「エポナール領ってどんなところなのですか?」と聞かれたので、
「まあまあな田舎だと思いますが住みやすいとは思います。充実しています。」と当たり障りのない答えを返すと、
彼は微笑んで、頷き、
「実はもうすぐ行くことになったのです。夏休み期間に兄と行きます。」と言われた。
なんで?と思っていると、
彼に
「実は最近そのあたりで、魔獣の出没が相次いでいるそうなのです。それの討伐に行くのに同行することになりまして。」と言われた。
確かに多くなっていると聞いたことがある気がする。うろ覚えだけど。
母にこんなにいたっけ?と首をかしげられたのはそういうことだったのか。
まあ、人の被害がなければいいな、、、。と思う。
するとあちらの話も終わったみたいで
リットが
「こっちが私の友達のファリナ、、、。」といって。私を紹介した。やめて。リット!と心のなかで叫ぶ。
伏線をどんどん貼っていく、、、。笑。
終わりが見えないのですが、、、。




