第二話 入学試験
2日かけて王都につくと近くの宿に泊まる。
そして翌日入学試験を受けに行く。といってももう入るのは決まっていて、クラスを決めるための試験である。
学校にはたくさんの人がいた。大半の人がすごくお金持ちそうな洋服を着ており、私は当然浮いている。
居づらかったが、貴族に目をつけられないように目立たないように立ち回ることを意識した。
テストは上級貴族が前の方の席に座るのが鉄則だと教わっていたので、席は一番うしろの1番端の席に座った。
テストは私は自分が解ける半分ぐらいの答えを書いて提出した。
というのも私は神童と呼ばれるような少女だったので、テストの問題は全問解けたのだが、
幼馴染みと勉強をしているときに、相手は貴族だったのに私のほうができるという結果を出してしまっているからだ。その時に私は規格外であることがわかった。
早く終わりすぎていたのと消していたからか、少し監督官に怪しまれたようだが、まあバレないだろう。
まさかそんなことしている生徒がいるとは思わないだろうしね。
知らなかったのだが、私達の学年には高貴な人たちが集まっているらしい。
皇太子殿下と侯爵家の子息子女が集まっているそう。そんなの別に気にしないけどね。
みんなウキだっているようだったが別に興味はない。
皇太子さまは王族特有の光属性が使えるということで、たしかに光っていた。すごいね。
他にも子息子女の中には上級魔法を放っていた方もいた。
私も水なら上級魔法はお手の物だが、使わない。
代わりに初級魔法をチョイスした。
初級魔法を使っている方も多いので、まあ別に目立ちはしないだろう。
これでCクラス入は確定だろう。と思って宿に帰ったのだった。