第十三話 不機嫌
ローズマリーがヤンデレ気味に、、、。
ヤンデレキャラではないはずですが、、、。知らないうちにあれヤンデレじゃないか?
と思ってしまいましたが、どうですか?
「本は見つかったのですか?」とローズマリーに言われた。彼女はソファーに座って編み物をしている。こういうところを見ると貴族なんだなーと思う。
「うん。見つかったから寄り道してきた」と言ったら
ローズマリーがむくれて
「遅かったじゃないですか。何処行ってきたのです?」と聞いてきた。
「中庭」と返すと
「中庭ですか。私は行ったことないのですが、どうでした?」と言われた。どうと言われてもなあ、、、。と思い返しながら、
「広かったし、本を読むには最適な場所だった」と自分の意見を言った。
あまり興味はなかったらしく、
「そうですか。人はいなかったのですか?」と聞いてきた。
「一人だけ出会ったけどほとんどいなかった」と返すと、
「そうですか。」と言って、そっぽを向いてしまった。
「話変わるけどなんでそんなに不機嫌なの?」というと、
「全然帰ってきませんでしたから。それに隠し事しているでしょう?昨日真夜中になにかしていたでしょう?よく夜中に起きてやっていますよね。あまり言わないけどどういうことです?」と言われた。
なんだ、そのことか。
「ああ、、、。書類のこと?あれは私の実家の家業の手伝いだから。」と本当のことを返すと、
彼女は
「そうなのですか?初めて聞きました。それはそうと行ってくれればいいじゃないですか。」と言われた。
「気にしてほしくないから」というと彼女はなんとなく察したようで、
「そういうことでしたか。わかりました。何かごめんなさい」と言われた。確かに隠しているのがわかったら、なんかもやもやするよね。
「別に気にしないでいいよ。わたしもいってなかったしね。なにかローズマリーがしたいことあればお願い聞くよ。」というと
彼女は目を輝かせて、
「本当ですか!そしたら今度王都近くのカフェ行きたいです!」と言った。
「わかった。」と返すと彼女の本来の笑顔が戻ってきた。
機嫌を直してくれたようだ。
投稿遅れてすみません!
2日に一回投稿遅れています。