第十一話 出会い① 図書館
久しぶりです。更新忘れていました。すみません!
ある日、授業で宿題がでた。自分で魔法をつくるというものだ。ズルをする生徒は親が作ってくれたりするそうだが私にはそんな宛は当然ないわけで。どうしようか迷っていた。
頼みの綱だったローズマリーはすぐに思いついたようですぐに作っている。まだ期限はあるので今日はローズマリーと別れて一人で図書室に行くことにした。図書室は別館にあり、この国でかなりの規模を誇る図書室だ。図書館ともいう。
なんだかんだ言って私は本が好きなので私は図書館に行くのを楽しみにしていたのである。
実家の家では本は高いものなので、家にはあまりなかった。
貴族の友達である、幼馴染みに本を貸してもらって読んでいたのだ。
今までの知識はそこからである。そうじゃないとこの学校に来れなかった。
魔法は使えなくても良かったのだが、自分を制御しないといけないということを聞いたことがあるので、勉強したのだ。
だから、今の私があるとも言う。
人はまばらで誰もいない。その中で魔法に関して書いている棚に移動すると、上の方においてある一つの本に目が止まった。
それはあまり売られていない有名な魔術師が書いた本だ。実は読んでみたいと思っていた本だった。
少し今探している本とは違うが、読んでみようと思い手をのばすがとどかない。どうしようと思っていると、横から手が伸びてきて、私が読みたい本を取った。横を見ると男子生徒がおり、
「これが取りたかった本?」と私に手渡してくれた。
「ありがとうございます」といってその男子生徒を見つめた。真っ黒な髪に灰色のきれいな目、かなり顔立ちは整っている。きっと上位貴族に違いない。
彼は、
「その本はかなり難しいからおすすめしないよ。青色のバッチということはCクラスだよね。それは上級生のSクラスが読めるか読めないかと言われている代物だよ。」
といってくれた。
「ご忠告ありがとうございます。私はおっしゃる通りCクラスですが趣味で魔法本を読んでいまして、、、。これも気になっていたんです。だから読めるだけ読んでみます。」
「そっか。後で後悔するなよ。」
「はい。ありがとうございました。私はこれで失礼いたします。」
そう言って私は立ち去った。