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インスタントフィクション 九月一日

作者: 宇山一博

 八月三十二日に閉じこもりたい。だから僕はカレンダーに三十二日を付け加えた。三十三日は書かない。そうすると時が進んでしまうから。

 三十二日は何をしよう。

 花火をしよう。公園で色とりどりの花火を放射させて、友達に向けるんだ。そうすると友達も仕返しでネズミ花火を僕の足元に向けて投げる。辺りは湿った火薬の匂い。そのうちお巡りさんがやってきて、僕たちは自転車に跨り逃げて行くんだ。

 その後はテレビゲームをしよう。夜遅くまでゲームをする。ジュースを賭けるんだから対戦型がいい。そして、僕は負けてジュースを買いにコンビニへ向かうが、友達たちも小腹が減ったと付いてくる。賭けた意味なんてまるでなかったと思う。コンビニ前で屯ろしなが各々買ってきたものを食す。そのうちお巡りさんに補導されて怒られるんだ。

 家に帰って寝よう。今日は遊び疲れた。ベッドに就き僕は眠る。そして朝がやってきて僕は確実に九月一日が来たことに気づくんだ。

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