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#36 元凶

「ウォルラースは気付いていた。ボクの魔法が魔法封印の首輪に阻害されなかったことに。そしてこう言った。気付かなかったよ、アールヴの復讐娘、と。見違えたな、とも」


 ウォルラースが、キカイーの屋敷での一件を知っている?

 まさか『虫の牙』の持ち主?


「奴だったんだ……獣種に嫁いだアールヴの噂を聞きつけキカイーに知らせたのも、男が戦場で殺されるように仕組んだのも、村の連中を脅してボクらの逃げ場を無くしたのも、キカイーの屋敷に囲われた後でボクをダシに母さまに娼婦まがいのことをさせたのも、そもそもそれ以前からキカイーに慰み者となる女たちを売りつけていたのも、その供給をわざと止めたうえでキカイーの欲望がボクに向かうよう唆したのも、何もかも」


 諸悪の根源ウォルラース、危険過ぎる。


この世界(ホルトゥス)にも、人を売り買いする連中が居るということですか?」


 少なくともリテルは、奴隷という言葉を知らなかった。

 カエルレウム師匠の塔を発つ準備中に、俺が不安から色々と質問した答えとして奴隷という単語を教えていただきはしたが、奴隷から得られる利点よりも奴隷維持に消費する費用や所持そのものに対する危険性の方が大きいため、滅多なことでは奴隷という状況は発生しないとも教えていただいた。


「少ないがな。カエルレウム様のお膝元に育ったお前らが知らないのも無理はない。そういった輩は危険を冒さない。少なくともフォーリーより向こうの辺境は、寄らずの森の魔女様の御威光でな。だがそうでない地域でも幼い子供には魔法の存在を知らせないようにしているところは少なくない。知識も自制心も判断力もない子供に魔法という強大な道具を与えてしまったせいで日々の暮らしが破綻した例もあるからな。連中はそういった子供を狙う。魔法を知らないうちから(さら)い、魔法など存在しない世界観の中で育て、出荷する。それほどの時間と手間とをかけるのだ。それに見合う報酬を与えられる貴族でもなければ奴隷は囲えない」


 幼い頃から、そのために――どうしようもない嫌悪感が湧く。


「もっともそれでも魔法は発動するがな。強い想いは魔法の知識がなくとも発動を(うなが)す。消費命(パー)を集中する訓練をしていない者は早死にするというだけで発動はな。だから連中は策を弄する。お前が我慢すればお前の大切な者は助けるとか、これさえ我慢すればこれだけの褒美をやるとか、あとは麻薬だな。ただ、ああいった下卑た連中は、本来ならば従わない相手が自ら屈服することを(たの)しむのだ。麻薬で廃人化した奴隷には興味を示さないのさ」


 聞いている話があまりにも自分の、リテルの日常とも利照の日常ともかけ離れていて、リアリティを持ってイメージできないけれど、これはディナ先輩の体験談なのだ。


「ウォルラースにとっては、あのキカイーでさえもボクらと同じだった。奴の嘲りはキカイーにも及んだ。自分を支配する側だと思っている者が善意の助言に見せかけて欲望を刺激するだけで簡単に動かせることを嬉しそうに語っていたよ。それでもウォルラースは油断はしなかった。こっそり移動していたボクは奴の姿を見つけられないでいた。その頃のボクはアールヴの魔法しか知らないから、寿命の渦(コスモス)の操作なども知らないし相手の位置を把握なんてできなかったからね」


 俺は恵まれていたのだな、と改めて感じる。

 カエルレウム師匠のような方に出会えたこと、魔法について教えていただけたこと。

 パイアに襲われたときだって一人ではとっくに力尽きていただろう。

 でもディナ先輩はこんなピンチを一人で乗り越えてきたのだ。その厳しさにやり過ぎ感を感じてはいたけれど、こんな背景を聞かされると納得させられてしまう。

 自然と背筋が伸びる……あれ。でも。

 どうしてウォルラースは魔法を使えるっぽいのに、ディナ先輩を見逃してくれたんだろう?


「その表情。トシテルも気付いたようだな」


「……時間稼ぎ、でしょうか」


「ああ。ウォルラースはボクの位置を把握しているにも関わらず攻撃はしてこない。それにもしもボクがキカイーを殺した犯人だと最初から分かっていたのであれば、それなりの準備をしていたはず。ということは今ならばこの場を離れる選択がまだ可能だということ。援軍を待っているとしたら、この抜け目ないウォルラースを倒しきる前に、ボクに窮地が訪れることも考えられる。確実に復讐を遂げるには、不本意ながら一時撤退が最も望ましい……そう判断したボクが距離を取り始めたら案の定、挑発してきたよ」


 ディナ先輩が逃げるという選択を選んでくださって本当に良かった。


「ウォルラースは勝手に吠えさせておいてボクはとにかくその場を離れた。風の精霊に手伝ってもらってね、飛ぶように走って野山を駆けたんだ。行く当てなどなかったが、体制を立て直していつか復讐を遂げるにはそれなりの時間と距離とが必要だと考えた。ボクは復讐のことだけを考えて山を越え森を抜け国を(また)ぎ……気がついたら寄らずの森へ足を踏み入れていた。そしてそこでボクはカエルレウム様に出遭ったんだ……おいトシテル、どうしてお前が泣くんだ」


「……良かったです。ディナ先輩が逃げてくださって……助かって……本当に」


 ディナ先輩は俺の頬に触れた。


「トシテルはどうして逃げなかった? どうしてボクの理不尽な言動に従った?」


「俺は……リテルではなくトシテルは、カエルレウム様に救われました。異世界(ホルトゥス)でどうしてよいかわからないどころか、自分の存在自体に嫌悪したり、リテルに対する罪悪感に押し潰されかけたり……そんな中で俺にこれからの方向性を、生きる術と思考とを与えていただきました。そのカエルレウム師匠の姉弟子であるディナ先輩が、ただ単に理不尽なだけの要求はしないだろうという信頼はありましたし、それに」


「それに?」


「ディナ先輩が男性にここまで嫌悪していらっしゃるということは、過去にそうならざるを得なかっただけの何かがあったのかもとは考えてはいました」


「他の男がしでかした責任をお前が取ろうと増長したわけか? それは同情か? 偽善か?」


 そう取られる可能性なんて考えもしなかった――同情だの偽善だの――でも本当に俺の中になかったか?

 我慢できたのは、あちらでの姉の言葉責めの日々でできた耐性というのもあるだろうけど――そこから先へ俺の思考は進めていたか?

 責任を取ろうだなんて思ってはいなかった。そのくらいの気遣いは当然だって――でもそれは地球での、それも俺がSNSで知り合った人たちに多かった価値観というか――自分の思慮の浅さが悔しい。


「俺がいた世界で」


「だがトシテル、お前が今居るのはホルトゥスだ」


 ディナ先輩に言葉を遮られた。


「価値観の違いは時として新しい視野を拓く。だがその反面、感覚を鈍らせる。違うことに遭遇してから、違ったことに気付くのでは遅いのだ」


 その通りです。


「すみません。精進いたします」


 自分の未熟さが歯がゆい。


「トシテル、こちらを見ろ」


 言われた通りにディナ先輩を見ようとして、その上半身がまだ脱衣状態のままであることに気付き、思わず目を逸らした。


「それだよ、トシテル」


 それ?


「どうして目を逸らした?」


 それは、ディナ先輩の上半身が……この価値観?


「もしかしてホルトゥスでは、女性の胸から目を逸らすのは不自然なことだっ」


()れ者ッ!」


 ディナ先輩は俺の頭を両手でつかんで、自分の胸元に近づける。

 俺の目の前に迫る二つの――服の上からではまるでわからなかったが今ははっきりとわかる二つのなだらかなふくらみ。

 これは目を開けたままで本当に問題ないのだろうか。

 男である俺がディナ先輩の女性である部分を見つめることに、申し訳なさしかない。


「そういう輩のことを言う言葉だ。女の顔よりもまず胸に視線を集中させる下卑た男どもは多い。特にボクはそんな視線を受けると、その(おぞ)ましい眼球を(えぐ)り出して踏み潰してやりたくなる」


 で、ですよね。

 俺は目を閉じる。


「目を開けろ、トシテル。いいか、胸に釣られる連中の視線の誘導は簡単だ。逆にお前みたいな女に慣れていない男もな。視線を集中させる愚か者同様に、視線をわざわざ外す紳士気取りの注意も簡単に逸らすことができる」


 視線の誘導――ああそうか、これは実戦の稽古だったのか。

 自分にスイッチを入れる。紳士スイッチを。

 紳士気取りと言われたけれど、紳士であり続けたい気持ちは捨てたくない。

 そして俺は目を開く。

 はだけられた胸に囚われることなく、周囲へも視界を広げる。


「トシテル、いいか。このくらいで照れるな。慣れろ。もしもルブルムやカエルレウム様たちを狙う者が現れたとき、それが女の刺客だったならば、お前はどうするのだ? そいつが色仕掛けで何かをしたら、お前は照れて自らの目を塞ぐのか?」


「俺が未熟でした。ご指導ありがとうございます」


「ルブルムは……ホムンクルスであることを気にしているから、会話の端々についそのことをこぼしてしまう恐れがある。それを耳にした悪党が美しいホムンクルスの少女をどうしようと考える? ある程度育った者であれば滅多なことでは奴隷としての対象にはならない。だが奴隷の維持にかかる手間や費用をかけてもいいと思える稀少性をその者に見いだせてしまったらどうだ? 特にルブルムは一般的な魔法封印の対象となる魔法しか使えない。ウォルラースのような悪党は世界にいくらでもいるぞ」


 先程のディナ先輩の語った内容がルブルムの顔で脳内再生されかけて、全身に鳥肌が立つ。

 自分の生活範囲の常識は世界全体の常識ではないのだ。

 それにウォルラースがこの国に来ているかもしれないって、ディナ先輩さっきおっしゃったし。


「ルブルムは無垢だ。本当ならばボクがついていってやりたいくらいだ。だがそれではルブルムの修行にならないからとカエルレウム様に止められている。だからトシテル、お前が気付かねばならない。ルブルムよりも早く、細かく。目の前にあることから、その裏側にあることからも決して目を逸らすな。惑わされるな。もしもルブルムがそういう場所が傷つけられたとしたら、照れて治療に専念できない自分を恥じろ。一瞬も無駄にできない未来の重要な局面で貴重な時間を浪費するくらいなら、今ここで慣れておけ」


 ディナ先輩は俺の顔を抱え込む。

 俺の頬が突起を感じ取る。

 この薄明かりに目が慣れたせいか、目の前にあるディナ先輩の左乳房がしっかり見える――その表面を例の『虫の牙』の傷がムカデが音もなく()い回っているのも。

 表面上をまるでプロジェクションマッピングみたいに……あれ? 今……。


● 主な登場者


有主(ありす)利照(としてる)/リテル

 猿種(マンッ)、十五歳。リテルの体と記憶、利照(としてる)の自意識と記憶とを持つ。魔術師見習い。

 呪詛に感染中の身で、呪詛の原因たるラビツ一行をルブルム、マドハトと共に追いかけている。


・ケティ

 リテルの幼馴染の女子。猿種(マンッ)、十六歳。黒い瞳に黒髪、肌は日焼けで薄い褐色の美人。胸も大きい。

 リテルとは両想い。熱を出したリテルを一晩中看病してくれていた。リテルが腰紐を失くしたのを目ざとく見つけた。


・ラビツ

 久々に南の山を越えてストウ村を訪れた傭兵四人組の一人。ケティの唇を奪った。

 フォーリーではやはり娼館街を訪れていたっぽい。


・マドハト

 ゴブリン魔法『取り替え子』の被害者。ゴド村の住人で、とうとう犬種(アヌビスッ)の体を取り戻した。

 リテルに恩を感じついてきている。元の世界で飼っていたコーギーのハッタに似ている。街中で魔法を使い捕まった。


・ルブルム

 魔女様の弟子である赤髪の少女。整った顔立ちのクールビューティー。華奢な猿種(マンッ)

 槍を使った戦闘も得意で、知的好奇心も旺盛。リテルと互いの生殖器を見せ合う約束をしたと思っていた。


・アルブム

 魔女様の弟子である白髪に銀の瞳の少女。鼠種(ラタトスクッ)の兎亜種。

 外見はリテルよりも二、三歳若い。知的好奇心が旺盛。


・カエルレウム

 寄らずの森の魔女様。深い青のストレートロングの髪が膝くらいまである猿種(マンッ)

 ルブルムとアルブムをホムンクルスとして生み出し、リテルの魔法の師匠となった。『解呪の呪詛』を作成中。


・ディナ

 カエルレウムの弟子。ルブルムの先輩にあたる。重度で極度の男嫌い。壮絶な過去がある。

 アールヴを母に持ち、猿種(マンッ)を父に持つ。精霊と契約している。トシテルに自分の過去を語り始めた。


・ウェス

 ディナに仕えており、御者の他、幅広く仕事をこなす。肌は浅黒く、ショートカットのお姉さん。蝙蝠種(カマソッソッ)

 リテルに対して貧民街シャンティ・オッピドゥムでの最低限の知識やマナーを教えてくれた。


・ディナの母

 保守的で閉鎖的でよそ者を嫌うアールヴだが、自分の命を救った猿種(マンッ)の男と結ばれ、ディナを産んだ。

 男を戦争で失くした後、キカイーに仕え、母娘ともに慰み者にされたことを知り、己の命を賭してディナを逃した。


・キカイー

 モトレージ領を治める白爵(レウコン・クラティア)

 ディナ先輩とその母を欲望のままに追い込んだ。ディナに復讐され、殺された。


・警備兵

 『虫の牙』と呼ばれる呪詛の傷を与える異世界の魔法の武器を所持し、ディナに呪詛の傷を付けた。


・ウォルラース

 キカイーの死によって封鎖されたスリナの街から、ディナと商人とを脱出させたなんでも屋。

 金のためならば平気で人を殺す。キカイーがディナたちに興味を示すよう唆した張本人。




■ はみ出しコラム【甘味】

 本来であれば【調味料】のところで紹介するつもりだったが、項目が多すぎて分けたもの。

 ホルトゥスにおける甘味について説明する。


・フルクトゥス・エグザルーイト

 いわゆるドライフルーツ。最も身近で、庶民が日常的に作ることができる甘味である。

 果物自体もそのまま甘味として、またパイ(クルストゥム)の具として利用されるが、干したものはより甘みが濃くなり、ナッツ類と共に、パンに混ぜ込んで焼かれることも多い。


・蜂蜜

 【アルコール飲料】のところで少し触れたが、ホルトゥスでは一部地域で養蜂が行われており、蜂蜜は甘味成分として重宝されている。

 蜂蜜を生地に混ぜ込んだパンというものもある。


砂糖(サッカルム)

 貴重品だが存在する。

 ホルトゥスにおいてはサトウキビは「ザカロカーラモ」と呼ばれ、チャータウェ王国のものが最も質が良いと言われている。

 チャータウェ王国は、ラトウィヂ王国からは海を挟んだ西南方向に位置するが、ラトウィヂ王国の南、ヨクシャ王国のさらに南、頻繁に戦争と内乱を繰り返すウォーリント王国が周囲の航路に対し海賊的行為を働き、船によるチャータウェ王国との交易は現在中止されている。

 チャータウェ王国との交易は、ホルトゥスから海を挟んだ西側のガトールド王国を経由した一部陸路で行われ、そのため質の良い砂糖(サッカルム)は非常に高価である。

 ホルトゥスの気候に合うようなザカロカーラモは現在、王都近くの薬草園にて研究中である。


シロップ(スレーポ)

 カエデ(アーシェル)の樹液を煮詰めたもの。いわゆるメイプル・シロップである。

 カエデ以外にも甘みのある樹液を出すものがもあり、そのような煮詰めた樹液全体をシロップ(スレーポ)と総称しているが、一般に単に「シロップ(スレーポ)」とだけ言った場合は、カエデ(アーシェル)由来のものを指す。

 カエデ(アーシェル)はギルフォルド王国に多く自生しており特産品。ギルフォルド王国との緊張が高まると、安くはない価格がさらに上がる。

 ちなみに、ラトウィヂ王国では王国西部に多く自生するヴィネアと呼ばれる蔓性植物からシロップ(スレーポ)を作ることが多い。ヴィネアのシロップ(スレーポ)カエデ(アーシェル)に比べると甘さがかなり控えめ。

 ヴィネアのシロップ(スレーポ)は「控えめなシロップ(ミーティス・スレーポ)」と呼ばれる。


・麦芽糖

 大麦を発芽させてから乾燥させた乾燥麦芽の形で流通している。

 これをとろみを出すモノと混ぜて煮詰めて水飴にしてから食べることも多い。


・スィート・ビーツ

 ラトウィヂ王国において、それまで野菜として栽培されていたビーツをもとに、甘み成分が強くなるよう品種改良されたもの。

 砂糖(サッカルム)が高価であるため、ラトウィヂ王国内にてその生産が拡大されているが、まだ一般にまで普及しているとは言えないし、赤い色を抜く技術も確立されていない。


・冷たいスイーツ

 ライストチャーチ領は立派な氷室を所有していることで有名であり、冬の間に良質な氷を多く作り、蓄えている。

 そのため、ライストチャーチ領都ニュナムでは、かき氷やアイスクリームといった冷たい菓子を比較的良心的な価格で食べることができる。


・型菓子

 小麦や貴重な砂糖(サッカルム)、鶏卵、バターなどを材料とした生地を型に流し込んで作った焼き菓子全般を「型菓子」と呼ぶ。

 砂糖(サッカルム)の代わりに、蜂蜜やドライフルーツフルクトゥス・エグザルーイトを使用することも少なくない。

 型菓子の一種に、アーモンドを粉にしたものをたくさん加えた「フィナンシェール」というものもあるが、これは転生者により作られたものだろう。


・チョコレット

 「カカオ」と呼ばれる植物が、チャータウェ王国にて栽培されているが、南国とはいえチャータウェ王国の気候は地球でいう赤道直下ではない。そのため実際はカカオの原種に近い植物をもとに、チャータウェ王国でも育つように品種改良されたものだと思われる。

 チャータウェ王国はサトウキビ(ザカロカーラモ)も栽培しており、砂糖(サッカルム)とカカオをもとにして、地球におけるチョコレートにそっくりな「チョコレット」も作られている。

 チャータウェ王国においてカカオは門外不出の特別な管理がなされているが、「チョコラッテ」については主力特産品の一つとして流通している。


・トコロテン

 ラトウィヂ王国やガトールド王国の海辺で取れた海藻をもとにライストチャーチ領で「ボウカンテン」作りが行われている。

 地球における棒寒天とよく似たものである。

 このボウカンテンをもとに「トコロテン」と呼ばれるゼリー状の食べ物が作られ、これに各種甘味や、時にはガルムやアレックをかけて食べられている。


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